市内外を問わず、出前教室のご依頼を受けたらもちろん出かけることにしています。お困りのことで、わたしたちでお役に立てれば大いにご活用ください、というスタンスです。
今日は県外舞鶴市の小学校に総合的な学習の時間の助っ人に出かけて来ました。対象学年は3年生、内容は紙作り。紙の材料は草です。そのノウハウを伝授するのです。この学級では問題解決的な学びをたいせつにしているので、それにふさわしいかかわり方が求められます。
はじめに、野草紙作りを続けてきてわたしが体得した内容や紙の特性などについて話をしました。
次に、準備しておいたススキの紙料を使って紙漉きの基本形の伝授をしました。これがないと、子どもたちには目安となる作り方が見えてきません。水切りと乾燥板に張り付けるところを十分に見てもらいました。
おしまいに、グループにわかれて紙漉き作業。事前にオヒシバの繊維を取り出しておいていただいて、それを漉くのを手伝うのです。おっとその前に、実際に演示。わたしはポイントを伝えます。質問にも応じていきます。
いずれのグループもまあなんとかできました。要領が飲み込めたというのが肝心なところです。
紙料を漉き枠に入れます。
枠を外します。
水切りをします。
乾燥板に張り付けます。
司会の仕方はもちろん、質問コーナー・感想コーナーともほんとうにりっぱな姿が見えました。なにしろ本質的な質問・感想が続きましたから。びっくりびっくり。
話と活動をとおして、「草とともだちになる」「どんな草も紙になる」ことをすこし感じてもらえたかな。そうそう、歓迎していただき、感激、感激。こちらこそありがとうございました。
(h)