昨日は、火星が15年ぶりに地球に大接近した日でした。距離は5759万㎞。これを当科学館の大型反射望遠鏡で見る特別企画を実施しました。
阪神間からの方も含めて、たくさんの方にお越しいただきました。ありがとうございました。
火星は午後9時過ぎに昇るので、それまでに木星と土星をご覧いただきました。加えて、モニターを通した画像・映像はこれらの星のイメージを膨らませるのに参考になったのではないでしょうか。
木星は縞模様と衛星がくっきり。新幹線で300年かかる距離にあるという解説に、皆さんびっくり。
土星の環がくっきり。
9時を過ぎて火星をご覧いただきました。赤くて真ん丸い星が大きく見えました。光で3分、新幹線で22年かかる距離。時折雲が火星を隠すという空模様。企画者としてハラハラしましたが、結果は皆さんにご満足いただけたように感じています。
今後、このように最接近するのは17年後(2035年)の9月11日です。当科学館はこれからもこうした企画を組んでいきますので、どうぞご期待ください。
なお、火星は9月上旬まで観察しやすい時期が続きます。当科学館では8月中は木・金・土曜日の夜にスターウォッチングをしています。その際に火星をご案内していますので、ご興味のある方にはできるだけお越しいただきたいです。
(h)