久しぶりに、良いお天気が何日か続いております。
ここのところ、夕方、西の空で金星が「宵の明星」らしく皓皓と輝いていて、昨日と一昨日は細いお月様と並んで美しい眺めでしたので写真を撮りました。
撮影条件が同じではありません。18日はレンズの焦点距離が55mmで、19日は38mmなので、18日は見える範囲は狭く写っている天体を大きく、19日は見える範囲を広く天体は小さく撮影していることになります。
18日 19日
時間は両日ともだいたい19時半です。
金星は山の鉄塔の右上に一つだけでポツンとある、明るい星ですね。
目で見ると明るい光の粒のようですが、望遠鏡で見てみると、今はこんなふうです。
徐々に見た目のサイズが大きくなってきました(#^^#)
ところで、鉄塔を目印にすると、19日のお月様は18日のお月様より左上にあります。金星と金星の上に写っている、すばるとの位置関係を目印にしても良いかもしれません。
これは、お月様が地球の周りをおよそ27.3日で回って(月の公転運動)いて、一日分の動きに換算すると、360度÷27.3日=約13度地球の周りを回わっているからです。
一日後の同じ時間に見ると(つまり、地球が360度自転すると)、お月様は前日の位置からは約13度動いています。それが地上からだと、毎日約50分ずつの月の動きの遅れとして見て取れる、というわけなのです。
…と、お話が脱線してしまいましたが、今の金星はおうし座とおひつじ座の境界あたりにあって、早い時間に西の地平線に沈んでいく華やかな冬の星座たちと競い合うように輝いています。
西の空の見晴らしが良いところから、眺めてみてくださいね。
written by A