89歳の日々

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インドに仏蹟を尋ねて・・ブッダが悟られたブッダガヤ

2012-03-07 12:46:06 | 海外旅行

ブッダが菩提樹の下で悟りを得たといわれ、ブッタガヤに聳える菩提樹。

ブッダは極度の苦行を6年間の続けていましたが、川下からの農夫の歌に
「琴は弦を張りすぎず、ゆるすぎず、程々に弦を張って妙なる音を奏でる」
と聞き、苦行では真理に目覚め事がないと知り、村の娘からの
スジャータを飲み体の回復をはかり、その後ブッタガヤの菩提樹のもとで瞑想し
ついに悟りを開いたと言われます。

菩提樹の周りには、ビルマ、ネパール、スリランカ、韓国、日本その他世界中に
仏教徒が詣でており,それぞれの祈りを捧げています。
私共の皆川先生は般若新経を唱え、すぐ後ろの日本人はグループは浄土真宗の
お祈りでした。様々な沢山の信者で一杯でした。


「ブッタガヤの大塔」
この美しい装飾のある52mもの高さの塔は原型が2世紀に溯ると言われます。

13世紀初めにアフガニスタンのイスラム軍団はこのブッタガヤのあるビハール地方を                                襲い他宗教を襲い殺戮、蹂躙しました。                                                          その時に仏教徒がこの52mの大精舎一帯に盛り土をして隠したそうです.                                                                                        その後600年間の大地に埋もれていて、1880年代にアレクサンダー・カンニンガム                                に依ってやっと発掘し 復元されたものです。                                                         52mもの建物を父で覆う事が出来るのですね。


此処で彼はBC3世紀にアショカ王が奉納した金剛宝座を発見しました。
残念ながらこれはカルカッタ美術館にあり私共には見られませんでした。


ウズベキスタンでも高さ5m位の「ブハラの真珠]と言う美しい寺院を土
で覆ってモンゴルの侵入から隠した建物を見ましたが、
このブッタガヤの52m大塔を土で覆ったとは 本当に驚きです!
7世記の玄奘は「塔の何層にもなっている龕にはそれぞれ金の像が入っている・・」と
現在とほぼ同じようなものが建っていた事を述べています。


次にブッダはベナレスに向かいました。此処は当時のバラモンの聖地でした。
写真は明け方に岸辺で火葬している人達をガンジス河の舟から写したものです。
暗くて分かりにくいのですが薪が積まれ火葬が行われていました。
深紅の薔薇を台にし蝋燭をを灯したものを皆でガンジスに流しました。

ツアーバスがべナレスの川岸近くに駐車出来ないので、その辺りをずっと
歩きましたが、思ったほどの猥雑さはなく、少し離れると街は緑も多く
ベナレスを恐れていた先入観は一掃されました。


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