89歳の日々

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孫娘とイタリーでの九谷美陶園展

2006-02-24 22:32:17 | 海外旅行

初体験・・イタリーでの九谷美陶園の個展
上記の写真は、九谷美陶園のペンダントを早速首に掛けて帰られた方ですが、此の他にペンダント型の万華鏡(8万円ほど)を、お求め下さったのです。

  さて、パリの見本市での「九谷組合のブース」に私共の作品を少し出展した後、イタリーでの個展に向かいました。日本の大きな会社でヨーロッパの営業をされた方が、退職後に企画して下さったのです。其の方は「ニウーズウイーク」の表紙にもなった方なのですが、今度イタリーで逢いましたら真っ赤なセーターを着て、イタリアンボーイのような様子で、「定年後の変身大会」に出ましたら、優勝確実と思われる様子でした。

  彼(S氏)と彼の25年も前からの友人のジャネットさんが、すっかりお世話をして下さいました。彼女は父親が英国人で19歳まで英国に暮らし、その後母親の母国イタリアに帰り、日本の会社にも勤めた方です。九谷美陶園の個展をしたのは彼女の知り合いの画廊のある中都市でした。観光地ではないので、殆どのイタリー人は日本人に逢う事も少なく、又日本人と同じように英語を話せません。ですから、総て日本からのS氏と英語を話すイタリア人のジャネットのお二人にお世話になりました。

個展を愉しむ
  九谷美陶園の個展は、列柱のある町の中心の25坪くらいのギャラリーで催され、万華鏡、アクセサリー。ボンボニエール,香炉、飾り皿、などを並べる事にしました。
  ジャネットは入り口近くに日本の帯や塗り下駄、S氏持参の「吉田屋の図録」と香合など、素的に飾り、壁には立派な着物を掛けました。
  私共の家は日本風なので床の間や、食堂、居間、庭の蹲な沢山の写真をA4サイズにプリントし壁に張りましたので、日本紹介の個展の様でした。そんな事をしているうちに、2種の新聞が届けられて、九谷美陶園の個展の記事が大きく出ていると、ギャラリーのオーナーM氏、会社を休んで手伝って下さった若い女性や私共4人は、歓声を上げました。(私共は全然読めなかったのですが・・)
ワイン、おつまみ、S氏が日本から持参した日本酒、お抹茶、干菓子等を手早く用意しました。

さて!着物に靴で・・・
  個展は、前夜のパーテイから始まりました。私は和服を着たのですが・始めはホテルに帰って着る積りが、時間が無く手伝って下さった方の家で着替える事になりました。そのため草履はホテルに置いてきてしまい、着物に靴と言う出で立ちになりましたが、その町では、殆ど着物を見た事がないと(思われますし)仕方が無いので、知らん振りしていましたよ!

夕方8時頃から始まったパーテイには50人から100人近くの方が来られ、九谷美陶園の作品は、大変興味を持って見てくださいました。この様な感動的な作品にはこの何年もであった事が無いと言われた方は、3度も来られとうとうお雛様のボンボニエール(香合)を求められました。15センチほどの立雛もお求め下さる方があり、お雛様はここでも人気のようでした。S氏は、これを第1歩とて始めましょうと言われました。

お抹茶のお味は・・
  お抹茶は、何しろ不慣れな寺前 瑛生が点てましたのですから(ただ茶筌で混ぜるだけ)申し訳ないことでした。始めに小さい綺麗な干菓子を召し上がって頂き、次にお抹茶をさしあげましたが、コーヒーなどはもっと苦い訳ですから、抵抗無く美味しいのではないかと思いますし、皆様は大変真剣に召し上がって、大方は美味しいと言って下さいました。其の外S氏が日本から持参のお酒は貴重でしたし、ワイン等とおつまみを自由に楽しまれ、皆様のお陰で賑やかで幸せな事でした。
  





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1 コメント

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おめでとう! (照木公子)
2006-03-09 16:13:55
万華鏡ペンダント、日本クラフトにご入賞、おめでとうございます。九谷焼の万華鏡がますます羽ばたいていくことを、お祈りします。
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