致知出版社、「偉人たちの一日一言」よりです。
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「偉人たちの一日一言」
〜致知出版社が贈る人生を養う言葉〜
発行 (株)致知出版社
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今日の言葉 2011年9月3日(土)
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【一遍一念】
この世は
一遍きり
だから
一念を
貫いてゆこう
『坂村真民一日一言』より
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おかげさまで月刊誌『致知』は創刊33周年を迎えます。
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●お待たせいたしました
シリーズ『心に響く小さな5つの物語』
待望の第2弾がいよいよ発売となりました。
『心に響く小さな5つの物語 2』(藤尾秀昭・文/片岡鶴太郎・画)
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本書に収録された厳選された5つの物語には
「偉人たちの一日一言」メルマガでおなじみの
東井義雄(とうい・よしお)さんのお話しも
収録されています。
***
第一話「心願に生きる」
東井義雄さんは明治四十五年、兵庫県の但東町に生まれた。
昭和七年、姫路師範学校卒業。故郷の小学校に勤務。
以来、その生涯を小中学生の教育に捧げた人である。
その東井さんの講演録をまとめた著書が、
弊社から刊行された。
題して『自分を育てるのは自分』。
東井さんの教育にかける祈るような思い、
深い心願が
熱く伝わってくる一冊である。
東井さんは語る。
人間は五千通りの可能性を持って生まれてくる。
死刑囚になる可能性も泥棒になる可能性もある。
その五千通りの可能性から、
どんな自分を取り出していくか。
「世界でただ一人の私を、どんな自分に仕上げていくか。
その責任者が私であり、皆さん一人ひとりです」
「バカにはなるまい」
講演の中で東井さんはそう繰り返し、
一人の知的障害を持った中学生の詩を紹介している。
私は一本のローソクです
もえつきてしまうまでに
なにか一ついいことがしたい
人の心に
よろこびの灯をともしてから死にたい
彼は勉強はできないが、
何か一ついいことをしたいと頑張っている。
これが賢い生徒。
ところが、少し勉強ができてもバカがいる。
***
月刊『致知』2008年12月号【初出】
〜続きは『心に響く小さな5つの物語2』にてお楽しみください〜
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“この世は
一遍きり
だから
一念を
貫いてゆこう”
なんとも味のある言葉ですね。
“一遍きり”、“一念を貫く”、美しく深い音を持つ言葉だと思います。
“私は一本のローソクです
もえつきてしまうまでに
なにか一ついいことがしたい
人の心に
よろこびの灯をともしてから死にたい”
飾り気のない、素朴な言葉の奥に秘められた魂の叫びに、胸が熱くなります。