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片岡愛之助さんが、格好良すぎる件

2010-12-14 | ニュース

愛之助代役に奮闘 海老蔵休演「外郎売」顔見世(産経新聞) - goo ニュース

「初日の出の前はさすがに緊張しました。花道の鳥屋の中で、『いよいよきたな』と」-。トラブルによる負傷で京都・南座での顔見世を休演した市川海老蔵に代わって、「外郎売(ういろううり)」の曽我五郎を勤めている片岡愛之助。代役を告げられたのは初日の4日前。「でもやると決まったらやるしかない」。連日の奮闘に客席から温かな拍手が送られている。(亀岡典子)

 「このお役だけはさすがに受けさせていただいていいものか迷いました」

 海老蔵が演じるはずだった「外郎売」は、市川宗家の家の芸“歌舞伎十八番”のひとつ。江戸時代、二代目團十郎が初演。当代の團十郎が昭和55年に現行の形にして復活上演したもので、成田屋にとって特別な作品のひとつである。

 その「外郎売」の代役として白羽の矢が立ったのが上方の花形役者の愛之助だったのだから、ためらったのも無理はない。しかも顔見世という大舞台である。

 しかし迷っている時間はなかった。台本を読み、團十郎と海老蔵が演じた映像を見て必死でせりふと動きを覚えた。けいこは3日間だけ。

 「十八番ものらしく、を心がけました。堂々とおおらかに大きくやろうと。五郎は前髪の若者。どこかに子供の心を残し、若さあふれる荒事の精神を表現しようと思いました」

 外郎売に化けた曽我五郎は、父の敵である工藤祐経の前で、妙薬「外郎」の故事来歴や効能を早口で言い立てる。長台詞(せりふ)をとうとうと述べる雄弁術を聞かせるのがこの芝居の眼目。たった一人、早口でしゃべり続けなければならない。

 「ひとり、離れ小島にいるように感じた」と愛之助。「でも舞台稽古のとき、共演者の方々が『大丈夫』と励ましてくださり、初日が開いたらお客さまが見守っていてくださる。これほど感謝した舞台はありません」

 代役は勉強の場であり、チャンスでもある。愛之助は3年前の大阪松竹座でも公演中けがをした海老蔵に代わって、翌日から「鳴神」の鳴神上人を演じた経験がある。「思ってもみないお役をやらせていただくことは自分の引き出しを増やすいい機会」

 当初はやり遂げることだけに懸命だったが、いまはよりいい舞台にしようと勉強と工夫の日々だ。

 「海老蔵さんを見にこられたお客さまにがっかりしていただきたくない。『愛之助のでもよかったな』と思っていただける舞台にしなければ」

 公演は26日まで。

 

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