つれつれたれたれ

日常のことなどのんびり書いていきます。

サンキューベア ありがとう 子ぐまくん

2008-09-10 | 読書
久しぶりに絵本の感想を。
今回の絵本は
サンキューベア ありがとう 子ぐまくん

藤井郁弥さんの初翻訳で話題になった絵本です。

子ぐま君はある日、素敵なものを見つけました。
嬉しくなった子ぐま君は、ネズミ君にあげようと、ネズミ君を探しに出かけます。
途中色々な動物に見せますが、みんなの反応はイマイチ。
これはいいものじゃないの?と悩む子ぐま君のところに、ネズミ君がやってきて…。
子ぐま君の《すてきなもの》をネズミ君にあげたら喜んでくれるかな?


日常生活を送る中で『ありがとう』と言う言葉は、
なかなか使われていないのではないでしょうか。
ついつい『すみません』と言っていませんか?
道を譲ってもらったら、『すみません』ではなく『ありがとう
扉を開けてもらったら、『すみません』ではなく『ありがとう
ありがとう』と言う言葉を使うと、
自分だけでなく相手も気持ちがよくなるそうです。
ありがとう』という言葉には、そんな力があるのだそうです。
この中に出てくる生き物たちは、子ぐま君の見つけた
《すてきなもの》に対して色々と注文をつけます。
注文をつけれれるうちに、子ぐま君はどんどん自信を無くしていきます。

これはいいものじゃないの?

そんなときに現れたネズミ君。
彼の言葉で、二人がどんな良い友達かが伝わってきます。

「初めて翻訳してみたい絵本に出会えた」

というフミヤさんの言葉が頷ける、いい絵本でした。