魂魄の狐神

天道の真髄は如何に?

◆◆【我「老子」の私見を綴る】◆◆ 淳風第十七

2012-04-25 22:23:45 | 学問

淳風第十七

太上、下知有之。其次、親之譽之。其次、畏之。其次、侮之。信不足焉。悠兮其貴言。功成事遂、百姓皆謂我自然。

太上は、下、之あるを知るのみ。其の次は、之親しみて之をる。其の次は、之を畏る。其次は、之を侮る。信足らざるばこそなり。悠として其れ言貴し。功成り事遂げて、百姓皆「吾自ら然る」と謂う。

最上の者とは、下々には其の存在が知られるのみである。其の次位の者は、親しまれ讃えられる者である。其の次位の者は、恐れられる者である。其の次位の者は、恐れられる者である。其の次位の者は、侮られる者である。信頼が足りなければこうなるのだ。ゆったりと構え言葉を慎重に選べぶことである。立派に仕事を成し遂げ、あわせて世間的な名声を得ても、民は皆口を揃えて「吾等自ら成し遂げた」と思わせることである。


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