猫屋線車両の大問題が、車内装飾が一切省かれている事。
ま、座席(ロングシート)を付けましたから、1000円値上げします、と言われるぐらいなら、このままでもいいし、、、とちょっと複雑な気分にはなる問題だが。
ただHOナローは80分の1なので、車内装備の手を加えることは、なかなか楽しい。バケット急行が今一つ気に入らないとはいえ、そのままにしておくのも気が引けるので、従来車同様の車内改造を施すことに。
バケットの有無とそれに伴う全長の差以外は、ほぼ同じ見た目のこの2車両。
前面も2段式窓だったが、デハの方は運転席側のみ、キハ改造クハの方は、両側とも2段窓上部の桟をカット、電車っぽく(?)してみた。
クハの方は、片運転台式という設定なので、運転席側と反対側は区別する意味も込めてそのまま。
ただ窓ガラスはエコーモデルの「摺りガラス」としアクセントとした。
運転席には、やはりエコーモデルの運転機器を設置。
機器の位置はもう少し下げ左側(外側)にしたかったが、動力用床板や、窓ガラスパーツとの干渉を避けるため、余裕を持たせてこの位置に。
初期製品に当たるキハ3は、屋根と側板・前後妻面が一体になっているため、取り付けるパーツ類と床板等が干渉するかどうかの確認は極めて難しい。
座席は今回、床板につけた。
窓ガラスパーツが床板の抑えを兼ねているため、それを外すことはあきらめ、床板に直接ロングシートを脚台をカットして設置。
この状態で車体をかぶせても、座席の上部位置は、窓の下部位置とほぼ同じなため、中央部のモーターが入る部分の穴はそのまま。
ただこのような「掘りごたつ式」にすることによって、こんなことも可能に。
座る人形さんは、その足をカットすることなくお座りいただける。もっとも立つ人は、どぶに落ちた感じにはなるけど、、、。
人形さんを乗せるかどうかは別にして、
車体の方も、戸袋部の下側に摺りガラス採用。戸袋部に摺りガラスを採用するのは、かつての阪急の片開ドア車が採用していたもので、当軽便鉄道では、電車部隊の標準装備にしていくつもり。
ワイパーもつけ、内装もできたので、あとは車輪とカプラーの交換を残すだけ。
ヘッドライトを大型化し、正面2段窓を1段窓にするだけで、電車っぽくなった(はず)。残るは2両か。