てんちゃんのビックリ箱

~ 想いを沈め、それを掘り起こし、それを磨き、あらためて気づき驚く ブログってビックリ箱です ~ 

紫色の花の好きな人へ

2019-08-17 01:11:32 | みんなの花図鑑
 私は、紫色の花が好きです。そして暫く投稿を控えられていた人が最近復帰されましたが、その方も紫色の花が好きだったはずです。そこで夏になってからの紫の花をまとめて掲載することにしました。

 「紫のイメージ」とインターネットで検索すると、下記のような記事が出てきます。

 赤紫〜青紫まで幅広い色域が紫と認識されます。青と赤が混ざり合い多様な色合いが生み出される紫は、感性を鋭くしインスピレーションを高めてくれます。動の赤と静の青、相反する色が共存しているため「高貴と下品」「神秘と不安」など二面性をもっています。場面によって色の性格が変わる複雑な色です。
< https://iro-color.com/episode/about-color/purple.html >

 でも、赤と青の対立概念だけではなく、それに白?を加えた濃淡でもかなりイメージが変わるように思います。そして花の場合は他の色との混在、表面の艶によって大きくかわり、複雑なものがもっと複雑さを持ってきます。


 それでは、初夏の代表アジサイから。

<木漏れ日でいい>



直射する
眼差し避けて
隠れ住む
木漏れ日でいい
いま雌伏の時


木陰のアジサイ 静かに咲いていますが、木漏れ日にキラキラと光る艶があります。



初夏の青紫ならアガパンサス。


<デビュー>



美しい
自然をいっそう
美しく
夢は大きく
期待も大きく


アガパンサスの花 自然の舞台にデビューしました。



 そして淡い紫、濃い紫とまるっきり性格が変わります。代表として野の花ワルナスビ、この花は可憐です。

<ワルナスビの主張>



胸を張り
近づくなって
叫んでる
触るな危険
食べるな危険


 ワルナスビ  茎には棘があって家畜を傷つける、プチトマトに似た実には毒があって食べると死に至ることもある。 でも、近寄るほうが悪い。私は生存したいから・・ですよね。



 リアトリス、上から下へと咲いていく変わった花です。蕊の白と紫の組み合わせが魅力的です。


<心探る>



アンテナを
伸ばし貴方の
心探る
偽りなくば
花咲き続く



 オシロイバナ、赤だと思っていたら、赤紫のものがありました。

<花の中の鬼ごっこ>



さあ晴れた
じゃあ鬼ごっこだ
うわあーきゃー
花の中は
十分広い?



オシロイバナの中、雌蕊が雄蕊を追いかけています?




 今年の夏は雨ばかりでした。ようやく晴れ間がでると今度は灼熱地獄。ヤナギバルイラソウの、早朝と陽が上がってからの姿。同じ花なのに、全然違います。

<朝の肖像>



ようやくの
盛夏を迎え
身構えども
明日まで持つか
一縷の不安


<太陽に立ち向かう>



この暑さ
でも生きていくと
立ち向かう
透ける花弁に
意地が浮き立つ




鋭い日差し 木陰のトレニアが逃げ惑っています。

<叫ぶ花>



風が吹き
木陰揺れると
花叫び
死に物狂いに
場所を競う



こちらは ヨシズの中のダリア、打ち水されているから優雅ですね。

<爽やかな風 独り占め>



選ばれた
爽やかな風
独り占め
日本の夏を
ヨシズで過ごす



最後に、紫の好きな人へのエール


<エキナセアの誘い>



もう少し
想い貯めたら
茎離れ
貴方とともに
未知を漂う


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8 コメント

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おはようございます^^ (attsu1)
2019-08-17 07:33:00
私も紫の花、好きです^^

色々な紫の花、それぞれ特徴があって、綺麗に咲いていますね。

ヤナギバルイラソウ、いい色です。
トレニアの表情も好きだったりします。
そして、このダリア、お洒落ですね^^
attu1さん (てんちゃん)
2019-08-17 09:49:18
コメントありがとうございます。

貴方も紫色の花が、お好きですか。

他の色の花は、「咲いているな、いいね。」なんですが、紫の花は、「なぜここに」とか「何か伝えようとしているのでは」とか考えてしまう存在感があるとおもいます。

でも、紫といってもこれだけの範囲があるなんて、他の色を考えるとずるいですよね。
紫色の花 (ヒゲオヤジ)
2019-08-18 15:28:00
てんちゃん、こんにちは(^^)/
麦草峠をご覧頂き有難うございましたm(__)m
紫色の花と言うと私は直ぐシコンノボタンとか紫色のベチュニアなど思い浮かべてしまいますが、紫色と言うと高貴な色のイメージが有りますね。
たまたま以前仕事で撮影したお坊さんも紫色の袈裟を着られていた様な・・・
ただてんちゃんがお撮りになった紫色の花々、どれもさすがてんちゃん、とっても綺麗です!
でも紫色の花と言ってもそれぞれイメージは異なりますね。
因みにワルナスビ、花は綺麗なのですが、毒も有り繁殖力旺盛で駆除も難しいとか、余り良いイメージは有りません(笑)
話は変わりますが、前々回ご投稿の土岐のアウトレット、ショーウインドウのお写真素敵です(^o^)
ガラスの映り込みを上手く詩とマッチさせ、素敵です。
中でもショコラティエのお写真、私は一番気に入りました\(^O^)/
それともう一つ、前回ご投稿の京都国立博物館、名品ギャラリー作品の数々、どうして日本は美術館や博物館で撮影や模写等を禁止するのでしょうね?
私はてんちゃんほど海外の美術館や博物館を訪れておりませんが、数少ない行ったNYのグッケンハイム美術館やワシントンDCのスミソニアン美術館や博物館でも撮影等は自由でした。
勿論私も仕事柄世界共通のプレスカードは所持し、仕事上撮影許可を取った上で撮影出来る場合も有るのですが、上記の場所はそれさえ必要では有りませんでした。
日本でももっとオープンな状態にすれば良いと思うのですが・・・
これは余談で、日本の絵巻物、鳥獣戯画を筆頭として古来よりウイットに富んだモノが描かれておりますが、日本の漫画やアニメが世界でもてはやされる今日、下地が有った様な気がします(^O^)/
ヒゲオヤジさん (てんちゃん)
2019-08-18 21:53:06
コメントありがとうございます。
 今回の紫色の花、シコンノボタン等のポピュラーなものを外したのですが、この時期はいくらでもあります。色のパターンを考えて選びました。
 夏に静かに秋の準備をしているのだと思います。なおワルナスビは叢の中で圧倒的にきれいです。

 ショーウィンドウの撮影、映り込みは割とこだわっていて、面白そうなのは、よく写真に撮っています。一度特集してもいいかなとおもっています。cショコラティエの写真は私もお気に入りです。

 美術館の写真の話、東京の国立はわりとオープンになっていたので京博は期待したのですが、がっかりしました。この辺りは欧米に比べたらかなり遅れていると思います。 結局美術の著作権と公開性に関して、美術館の自信がないのが事なかれ主義に行ってしまうのだと思います。やはり見たものを美術館から帰って周りと話してほしいという積極的な意思がないのでしょう。
素敵 (永和 (eiwa-Ⅱ)です)
2019-08-19 23:02:26

てんちゃん、こんばんは。
赤紫、青紫、薄紫色などの変化した花。綺麗ですね。
その花独自のカラーや花色が変化をする花も。
いずれの花も自己主張してますね。

永和さん (てんちゃん)
2019-08-22 01:00:44
コメントありがとうございます。

今回の花は、紫系で色合いのパターンが異なるものを考えて選びました。
選んで いっそう紫が好きになりました。
紫色大好きな夕顔より♪ (夕顔)
2019-08-28 00:21:53
てんちゃん、お久しぶりです。
趣のある紫色のお花たち…やっぱり好きです^^
小さい頃から色にはこだわりを持っていた気がします。
色画用紙や色鉛筆などが綺麗に並んでいる画材店も好きだったし。
ピアノのお稽古はさぼっても絵画教室は休まなかったり(笑)
庭のお花は圧倒的に紫系が多いですが 紫色が好きになったのはこの10年くらいでしょうか。
てんちゃんの説明を読むとなるほどと思うことがありました。
私が好むのはどちらかというと青紫色で、小さい頃からずっと変わらず好きな色はブルー。
淡い空色から群青色までどれも好きです。
「静の青」なんですね。
赤や黄色や緑などの原色は好きだったことがなくて自分の絵もパステル調の色彩を好むのでなんだかわかる気がします。
それから美術館のお話ですけどお行儀よく見る展覧会が多い中、ヘンリームーア展は印象的でした。
特に夜の美術館の庭に友人と出かけて 月夜の下の大きなオブジェたちと戯れたのをよく覚えています^^
島全体が美術館のような直島とイサムノグチの生家の庭園美術館も忘れられません。

てんちゃんの展覧会のブログも楽しみに拝見しています。




夕顔さん (てんちゃん)
2019-08-29 12:15:43
お久しぶりです。

 夕顔さんの基本色は、青なのですね。そして人生の色どりが増えてから、紫色へと広がったのですね。青は静かですけれども、紫に近づくとちょっぴり冒険する気持ちもあるよってことだと思います。

 私の妹が美術の先生だったこともあり、時には画材店を覗いたこともあるのですが、配置がとてもデザイン的に素敵です。利用する人の眼が厳しいのでしょうね。

 夕顔さんのヘンリームーア展、私は知らないですけれども、ボリュームと空洞の作家 ヘンリームーアの作品は、アメリカでは開放的に置かれていることが多いです。向こうの流儀の展示の仕方をするとあなたの感想のようになるでしょう。

 私の子供のころは美術の本がたくさん周りにあり大学が京都だったから 美術展にもたくさん行き、そして仕事で海外出張した場合には、その地の美術館に行くチャンスがありました。大変恵まれていたと思います。
 これからは、そういった記録をちゃんと留めておくべきだと思って、美術関連のことを書くことにしました。今は最近の美術館の展示のことのみなのですが、今後は思い出の美術館や美術展のことも書いていきたいと思っています。


 大理石の彫刻の作家については、お金のない頃はコツコツと意志と格闘して長時間かけてゆっくりと削っていったのでしょうが、お金ができてスタッフが増え、石を効率的に削る器具も揃った時、どんな気持ちで作品を作ったのか、とても興味があります。

 


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