てんちゃんのビックリ箱

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私の手術入院について (その1 手術前)

2024-05-30 22:03:44 | 日記
 4月末に 私は脊柱管狭窄症の手術を受けた。現在家で手術後の症状の安定化を待っている状況にある。
 症状が安定化してからその経緯をここに掲載するつもりだったが、情報等が散逸する可能性もあるので、この段階で掲載しておくことにする。2回に分けて記載する。この前半は手術直前の診断まで。



病院内の風景(ベッドの搬送)


1.症状の発生と経過
 私の場合左脚を損傷していたので、右脚の狭窄症による痛みは、左脚をカバーすることによって生じたと考え、判断がおくれた。

(1)左脚の半月板損傷
 実は脊柱管狭窄症の前に、去年の3月の左足の半月板損傷をやってしまった。
 道を歩いていて、自動車が寄ってきたので軽く飛んでよけたら左膝に猛烈な痛みが走り、暫くそこから一歩を踏み出せなくなった。
 X線ではわからないので、MRIで調べてみると骨の接触部が圧縮され潰れていた。整形外科医はじっくり直していきましょうといったが、MRIを実施した医師は以下のように言った。
「多分直るのは半年後。それも自分が今イメージしているようには直らない。それは体力等が低下するから。8割程度回復したらそれ以上を期待しないこと。」

(2)右脚の痛み発生
 左脚はかなり痛く、それを引きずって歩いていたら、2か月ほどして左脚の調子がおかしくなった。医者に話したら左脚をかばって歩いているのでバランスが悪くなり、それで痛みが出たのではないかということだった。
 そのうち右膝から下が朝起きた時痺れだした。そして右の腰、尻、右脚の筋肉それも前側の筋肉が痛くなった。筋肉を使って痙攣する時の痛み。筋肉を使っていないのにおかしいとおもった。
 ここでようやく脊柱管狭窄症の可能性を考えたのか、医師は背骨のX線をいろいろと撮った。ただし背骨のずれは小さいということで、椎間板ヘルニア等ではないと結論付けられた。そして痛み止め飲み薬と湿布薬で様子を見ることになった。

(3)右脚の重症化
 10月過ぎ、左脚の痛みは気にならなくなり、圧倒的に右脚が厳しくなった。下記のような症状である。
①朝起きるさい、寝ている状況からベッドに座ると急激に右脚全体が痺れ痛み出す。服、特に靴下が履けない。服を着るのに10分以上かかる。寝ているのが楽というのではなく、長く寝ているとじわっとその状態でも痛さが増してくる。 
②歩く場合は伝い歩き、若しくは杖を使った歩きになる。ただし歩いていると痛みが緩和するから始末が悪い。ただし歩き続けることが困難になってきた。階段も手すりを使っての登り降り。
⓷座る場合、右の尻に負担がかかると、座っている状態で右脚が痛くなる。寧ろ立っているほうが痛みがない。椅子の相性で痛みの発生状況が異なる。自動車の運転座席は背中全体に荷重を伝えるので、右の尻にも力が入りそのままでは痛かった。
 座る時に一番困ったのが便座。痛くて便秘になった。
 なお この痛みや痺れは神経への刺激によるもので、それぞれの人の神経への刺激の状況によって違うとのこと。


 こういった状況を医者に話しても、手術も考えるとか言いながら積極的には推奨せず、飲み薬を変えようかという程度だった。それとも病院での私の歩き方や話し方からそれほどではないと思ったのかもしれない。
 こちらとしては、痛みの緩和を期待して12月からは保険外で接骨院に通った。マッサージや電気・超音波などの処置で、半日程度は痛みが緩和した。

2.手術へ
(1)主治医の変更
 2月になって、処方した強い痛み止めが効かないということで、やっと手術をしようかということになった。その病院へさる医大から若手の医師が週に1日来ているので、その診断を受けることになった。
 その医師も、私の様子から最初は手術はどうか(要するに痛み止め手段を考える)という雰囲気だったが、短時間で立ち止まりつつしか歩けないと話すと手術を前提として検査を進めるということになった。
 なお手術は、ルールどおりに設定すると6月以降になるが、4月末と5月半ばが辞退で空きができているということで、4月末実施にすることにした。

(2)検査
 その後は、まずMRIの検査。それで脊柱管狭窄症であることを確認。
 椎骨内で右側の脚に影響する神経が圧迫されていた。
 続いて全身麻酔をする手術になるので、手術で不都合な状態がないかを評価するため、心臓の状態や腿の血管等を診断。これが1日がかりの検査。
 その後、脊椎内に造影剤をいれて詳細データを取得する1泊2日の検査。

(3)診断
 MRI?の検査結果をもとに、症状の説明がなされた。
 脊椎の中で神経等は、脳から二等辺三角形断面の脊髄の中をとおって、下半身へとつながっていく。しかし私の場合は、下のほうのひとつの脊椎骨の中に、一方の底角周辺から組織が入り込んでしまった結果、三角断面の空間がくずれて髄が押し付けられてそちら側の神経が圧迫されている。その椎骨の中に入った組織を取りだし、神経が圧迫されないようにする。狭窄症でよくある椎間板がずれて生じるタイプのものではない。
 ただし組織を取り出しても、既に神経等が損傷してほとんど直らないこともある。それぞれの人の状態に回復度は依存し、一般に回復度は50%~100%の間で、70%~80%と考えてほしいとのこと。少しでも良くなるならと気にしないことにした。
(手術内容は、3の手術の所で記載)



<MRI画像>

  ・左 側面の背骨の像:上から下へ脊髄が白く写っている。下のほうで不連続に黒い部分がある。
  ・右上 問題のない部分の骨髄の断面 白色が三角形  なお下側が背中。
  ・右下 左で黒くなった箇所の断面   三角形の左側が黒くなっている。

 最後に、私と配偶者セットでの全身麻酔および手術の安全性説明で準備終了。この時点で4月中旬。風邪やコロナにかかると手術が延期になるとのこと。もうさっさと手術をしてほしかったので、ひたすら健康維持に努めた。
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