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真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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伝えられない気持ちゆえ『君だけに触れる快楽』

2009-12-27 | 読了本review
本日はアルルの新刊で

結城瑛朱さん『君だけに触れる快楽』
 上司のミスを押し付けられて出版社をクビになった受様。
 途方に暮れる彼は鬱憤を晴らす相手として学生時代に最も
 嫌っていた男を呼び出すのだが?!

今回は大学時代の同級生の再会モノで
父の急死で喫茶店を引継いだマスターと
とある事情で出版社をクビになった会社員のお話

受様は
絵を描く事が好きで美大に入りますが、
才が無く出版社に入ります。

しかし上司と折り合いが悪く、
会社を首になってしまいます。

受様はバーでグラスを重ねますが、
苛立ちばかりが腹にたまります
そんな時に思い出したのは
就職が決まった時に苦言を呈したある男の事。

受様は酔っぱらい特有の思込と勢いで
長年溜めこんでいた鬱憤を晴らすべく、
その男を呼び出します。
彼こそが今回の攻様になります

攻様は才に恵まれながらも
卒業前に父が急死した為、
父の喫茶店を継いでいました。

三年ぶりに再会した攻様に
更なる腹立ちをぶつけた受様でしたが、
翌日目覚めたのは攻様の部屋

美大時代の不満から首の愚痴った相手に
世話になってしまったと青くなる受様

しかし攻様は
そんな受様を責めないばかりか
職が見つかるまでここにいれば良いと言い出して

美大時代、
二人はあまり接点がないにも拘らず
攻様は受様の彼女に横恋慕してばかりいた為、
攻様も自分を嫌っているのだと
思っていた受様ですが、

実は攻様は
受様に一目惚れして悶々としながら、
受様の彼女にまで手を出していたので、
偶然の再会を果たした今、
受様の弱みに付け込んででも
彼を手に入れたいと行動を起こします

攻様の優しさに徐々に絆されていく受様が
自分の葛藤と攻様の気持ちを巡って
グルグルしながらお話が進むので
受様と一緒にハラハラして読みました

続編は攻様視点で、
二人の出会いの邂逅と二人の現在になりますが
受様がやけにキラキラな仕上がりで
恋は盲目な感じです
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