仕掛けられた誘惑の罠『罪と束縛のエゴイスト』

本日はリンクスの新刊で

桐嶋リッカさん『罪と束縛のエゴイスト』
　万年発情期で好奇心旺盛な主人公はもぐりこんだ実験練で
　「触れるな!厳禁」というメモがいくつもついた実験器具に
　対手を出してしまった結果、ある人以外に勃たなくなって?!

グロリア学院シリーズの第五弾。
前作同様、脇キャラ編の番外編になりますが、

私がこのシリーズを初めて読んだのが
雑誌掲載された本作なので
本編カップルよりこちらのカップルの方が断然お気入り

ふさふさお耳がお気に入りの攻様の気持ちが良く判る～

狼男の素質を継ぐライカンの受様は
彼の特質は珍しくない「俊足」のみなため、
グレードは初等科から下から二位の「ナイト」のまま。

対して魔女の資質を継ぐウィッチの攻様は
最大派閥を誇る家でも飛び向けた才能と評される天才で
専科棟の実習室の一角を占有できる程の最上位「キング」。

受様は三度の飯より女の子が好きですが、
やっちゃダメというフレーズにもメチャクチャ弱い

ある日、美乳と戯れたダルさ解消のため
安眠場所を探していた受様が専科棟を訪れると
準備室の扉に「立入禁止」の張紙。

覗くと以前に嗅いだ媚薬の甘い匂いが漂い、
ハタハタと揺れる「触れるな!厳禁」のメモに
つい手を出した途端に
目の前で青い光が弾けて薬が消滅してしまいます

逃げようとした矢先に生成者である攻様に捕まり、
その薬が禁制媚薬「束縛」だと知らされます。

自業自得とは言え、定期的に訪れる禁断症状のため、
媚薬の効果が切れる二週間と少しの間、
一人暮らしの攻様のマンションに転がり込む受様。

氷の貴公子と呼ばれる人間不信な攻様とすごす内、
気に入られているらしい事がひどく心地よくなってきます。

しかし攻様には好きな相手がいるらしく、
しかも誤解から禁断症状抑止の為と半強制的に抱かれてしまい
攻様の真意は何処に

やっぱりとっても面白かったです

受様のお耳がお気に入りの攻様ですが、
番外編ではついに尻尾まで発現させる執着振りは見事

攻様の妹は本編カップルの友人が好きな相手なので、
本編でも充分に活躍可能かと思います

もちろん、独立して続きでも問題なし

新刊が続々出ますね

本日はとりあえずリンクス２冊で

火崎勇さん『ブルーデザート』
桐嶋リッカさん『罪と束縛のエゴイスト』

いつもなら火崎さんが一番ですが
今回は桐島さんから

雑誌で読んですっごく気に入って以来
ずーーーーーーとノベライズを待っていたので
ホントに待ちに待った感じ

火崎さんに行き着くためにもとにかく読んじゃいます