空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

忖度万々歳,というお話のメモとマスコミへの不信は募るかなあというメモ

2019-09-16 22:11:06 | Weblog






 これなんかも,『マスコミは実はアベ応援団』という評価を固めることだろう。
 私の属性はこの際《アニオタ》《知識人》だが,《アニオタ》としては,もし安倍首相がわざわざそんな圧力をかけていたなら,『なんだ,まっとうな人権意識を持ってるんじゃないか』と評価する。犠牲者の本望はその制作物にあるだろうなあ,そっちをこそ評価すべきだ,と思うし。《知識人》属性としては,やはり,『今後あるべき報道の姿を示そうとしたのは結構なことだ。指導が過ぎると強権的という評価をせざるを得ないかもしれないが』といったところか。

 そういう属性まったくなしに単純にニュースを消費する立場なら,まあどうでもいい話だろうが。
 たとえば私は,バスケットボールチームに興味がない。どこかのプロチームの宿舎がガス爆発で吹き飛んで選手・フロント・賄いさん等々まとめて20名ほど死亡したとして,その実名報道の有無に興味はない。しかしファンの人たちは京アニ事件と同様に実名報道に忌避感を感じる向きがあろう。とすると,実名報道に延々こだわるマスコミに反感を覚えるひともまあ,それなりに多数あろう。

 …ということが各領域で積み重なって行って,ついには一般的なマスコミ不信に至るのではないかなあと,ときどき思ってみてもいいのではないかなあとちょっと思う。
 言ってみれば,日韓共催ワールドカップのときにサッカーファンがごそっと反韓な反感を抱き,それ以降もあれやこれやちまちまヘイトを稼いで(大統領の竹島上陸もそのひとつ。非常に恣意的な一部旭日旗ヘイトも同様),で,文政権で一気に閾値を超えたようだ。それと同様,今後,ある段階で一気に旧メディアが没落する可能性もみるべきでしょうねえと思うんだ。
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