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空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

大統領は旧友を首相に望む

2010-09-25 20:29:39 | ソマリア関連
 Sharmake首相の辞任を受け,Sheikh Sharif大統領は翌日Abdiwahid Elmi Goonjeh氏を暫定首相に任じたが,後継首相として故郷Jowharでともに育った仲の親しい協力者Abdikarim Jama氏を望む:

Garowe Online President wants associate as PM, but competition persists Sep 24, 2010 - 3:45:39 PM

 Abdikarim Jama氏はJowhar(モガディシュ北方90kmほどにある,Middle Shabelle県都)でSheikh Sharifとともに育ち,2006年のイスラム法廷連合によるモガディシュ掌握に際してもSharifの密接な協力者として行動した。

 なお,彼の氏族的出自はプントランドにある―前首相Sharmakeと同様に。

 つまり従前4.5枠組み協定に基づき大統領・首相は別個の氏族出身たるべしとあり,首相と大統領とは総体的に独立傾向があったわけだ。国内の政争が絡みやすいということになる。肯定的に見れば,今回のSheikh Sharif案はこの課題を解消する一手となるかもしれない。

 とはいえ,Sharif政権下,暫定政府は腐敗・政争にまみれアルシャバブの強大化に悩まされ,ソマリア南部の状況は悪化しており―困難は様々,待ち受けている。

 尤も他に数名の候補者がある模様―西欧諸国,エチオピア,ウガンダさらに国連が『つぎはこんなぐあいがいいなあ』ならともかく,一部『このひとおすすめ!』と言いだしていると外交筋は言うとのこと。
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