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空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

暗号通貨取引規制雑感

2018-02-03 19:20:13 | Weblog
中央日報 韓経:ついに死を招いた「仮想通貨狂風」=韓国 2018年02月02日09時25分

一部の投資家は政府の規制に怒りを見せている。先月23日にスタートした韓国暗号貨幣投資市民連合は記者会見で「貧しい者を死に至らせる政府の反市場政策を傍観しない」と明らかにした

 基本的には自由であるべき市場を、突如強圧的に規制する反自由の政府!という批判は、それはそれで尤もかもしれないが

仮想通貨狂風の後遺症は個人の損失を越え、社会問題に飛び火している状態だ。主なソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)には「夫が借金までして仮想通貨に投資し、巨額の損失を被った」「大学の学費を摩って休学することになった」などの訴えが相次いで投稿されている。韓国賭博問題管理センター関係者は「家族が仮想通貨投機の中毒になっているという相談依頼が絶えず受け付けられている」と説明した。離婚専門弁護士からは1月16日に政府の規制方針発表以来、離婚相談の電話が急増したと聞いた

 …それこそ、貧しい者を死に至らしめるような、悪しき賭博になってしまっている面があるらしく、短絡的に取引禁止にしてしまうのは、むしろ貧しい者たちの保護に役立つ気もする…。

青瓦台(チョンワデ、大統領府)国民の嘆願掲示板にも関連する嘆願が相次いでいる。先月28日に登録された「政府は国民に、たった一度でも幸せな夢を見させてくれたことがありますか?」という件名の嘆願は参加人員20万人を突破し、青瓦台の返事を待っているところだ

 いつかどこかで見た、「将来の夢は、正社員」という”夢”も大概なもんだったが、生活費や大学の学費までつぎ込んだ破滅的な博打をさせてくれ、それは幸せな夢ではありえるんだ―という論理も大概のうえに大概をかさねたものだなあと。

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