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空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

国連食糧計画のソマリア活動について:OICとの協同

2010-12-11 17:20:18 | ソマリア関連
 イスラム会議機構The Organization of the Islamic Conference (OIC)と国連食糧計画(WFP)とは,ソマリア首都・Mogadishu南西のAfgooye回廊における国内避難民を援助する共同人道支援計画を行うことを合意した:

Garowe Online OIC and WFP agree to work together in helping Somalia Dec 9, 2010 - 9:40:43 AM By Paul Mwaura, Nairobi, Kenya

 両組織の合意文書は,ナイロビでサインされた―OICの使節Atta Elmanan Bakhit氏と国連食糧計画ソマリア担当ディレクターSalman Omer氏とによって。両者はこの共同が成功するであろうこと,世界は彼らの計画の進展を認容するであろうこと,期待を述べる。

 合意内容としては―OICは食糧配布のため,非政府組織のパートナーを見つけ出す。独立のモニタリング期間が,物資が意図したところに配分されたかどうかチェックする。国連食糧計画とOICとは6か月にわたって資金を調達・積み上げておく―など。

 Afgooye回廊では40万人ほどが避難生活を送っているとみられる。

 今月初めには:
Garowe Online UN seeks $530 million for Somalia 'catastrophe'  Dec 1, 2010 - 8:38:51 AM Source: Associated Press

 Associated Pressの報道だが,国連はソマリアの人道援助計画のため$530 millionを次年度のため求めたとのこと。2010年と比べると要請額は23%ダウン。これは食糧の必要量の再計算によるという。2011年には,必要なモノが必要な場所に届くよう確実化するのが優先事項であるという。

 洪水・旱魃,武装闘争は医療・食糧・水や教育へのアクセスを難しくしている。国連は食糧以外の物品を20万人へ届けたというが,未だ不足というべきところかと思われる。
 相当数の避難民が隣国,ケニアへ流入していく。けないはすでに数十万のソマリ人避難民を受け入れているとのこと。最近ケニアは,難民への扱い―避難民キャンプから受け入れ拒絶される者があること―について非難を受けるというが―

 ―際限なしに受け入れることは,いくらなんでも,無理だ。

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