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空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ソマリランドにおけるジャーナリストの危機:ソマリア

2007-12-13 20:00:17 | ソマリア関連
 ちょっと古めの話ですが:

Garowe Online Somalia: Reporter’s life in danger in Somaliland Dec 5, 2007 - 9:06:20 PM

 12月5日のニュース記事。Garowe Onlineの在ハルゲイサ通信員,Abdifatah Ahmedはこの数週間というもの脅迫電話・メールを送られ,その自宅には謎の訪問者が! 命の危険にさらされ,一箇所に落ち着けはしない。警察に言っても,碌々対応してくれない。

 イスラム主義者のウェブ頁Qaadisiyaに,彼に関する非難記事―彼を裏切り者という―が載ったのですって。当人曰く,自分は「Qaadisiyaに何も関わってないよ」。

 訪問者はAl-Shabaab―イスラム過激派武装部門を名乗るのだという。

 Abdifatahは最近モガディシュから脱出,比較的静穏なハルゲイサに避難所を求めたもの。Garowe Onlineに職を得たのは,なんとか糊口をしのぐためでしょうか。にもかかわらず,ソマリランドはこれら脱出組ジャーナリスト等を退去させようとするのです。

 国際的な非難を,この対応は呼ぶわけです。
 そんななか,USAはソマリランド認知に前向きな姿勢を示します。かの国は民主主義・自由主義的諸価値を重んじるわけで―ソマリランドには,ジャーナリスト保護を勧めたいところです。独立認知を勝ち取る,割りに価値ある方策ではなかろうか。

 …あんまり「自由」にやられても困る,ということがある,ことはわかりますが。

 まぁ,どっちみち既に遅きに失した意見ではあります:SomalilandTimes Somaliland Expels 24 Journalists New York, December 5, 2007。

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