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空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

みていた記事メモ(2014-09-28)

2014-09-28 21:33:34 | Newsメモ
BBC Liberia's chief medical officer under Ebola quarantine 27 September 2014

 …保健省の副大臣のアシスタントの一人が感染・死亡。副大臣が3週間の検疫期間に入る。
 中枢司令塔であるだけに,下手に全面感染して組織崩壊するよりはマシだろうけど,やはりこの時期に機能が大幅に制限されるだろうことは厳しいこと。


BBC Islamic State crisis: UAE female pilot in air strikes 25 September 2014

 UAEの前線軍用機パイロットが女性で,しかもISISへの攻撃に参加していて…という。王太子の息子さんも作戦に参加されているとか。
 
 UAEは女性にもtop jobを解放するパイオニアだそうで。それに見合う能力があれば進出すべきだ,という私の思想にも合致して,まあ人死にが出るという事は置いておけば好ましいことと思うのだが―

 ―Islamistsのシンパの人たちには,たいへん怒りを覚えるところのご様子。まあそりゃあそうか,少佐で,スコードロンリーダーだもの,配下に男性パイロットがいたりするわけだし。


BBC Islamic State crisis: '3,000 European jihadists join fight' 26 September 2014

 IS/ISISにヨーロッパ出身のひと3000人ほどが参加しているという。空爆も多数の国からなされるようになり,ということで復讐としての各国でのテロ行為が懸念されるところ,と。




BBC Guinea-Bissau landmine 'kills 22' 27 September 2014

 葬式に行こうとした車列が、独立戦争の時に埋設されて忘れ去られた地雷に接触、その場で19名死亡、後に3名死亡で計22名死亡。


BBC TB Joshua Lagos church collapse: MDC's Greenwich Ndanga killed 19 September 2014 Last updated at 12:42

 件の崩落宿泊所(80名ほど死亡)に、ムガベへの批判者が滞在していたようで。なおTsvangirai氏もここのフォロワーさんだったとか。


BOOKASAHI.COM 琉球独立論―琉球民族のマニフェスト [著]松島泰勝 [評者]柄谷行人(哲学者)  [掲載]2014年09月21日

つぎに、琉球の独立は、琉球王国の伝統を誇る類のナショナリズムにもとづくべきではない。歴史的に、沖縄本島に生まれた王国は、奄美、八重山などの諸島を武力で併合し搾取してきた。薩摩藩あるいは日本国家と同じようなことをやってきたのだ。したがって、歴史的記憶は人々を結びつけるよりも分裂させ、琉球の独立運動を自壊させてきたのである。それに対して、著者が提起するのは、琉球を各島の自治にもとづく連邦共和国とするという構想である

 してみると、薩摩藩ないし大日本帝国の進めた琉球王国の武力を背景にした併合は許されず、その歴史的記憶は琉球王国領域の独立への意志を強化するために使用されてかまわない一方、琉球王国が行った周辺諸島への武力併合の記憶は用いるべきではない、ということになる。

 おなじ侵略と搾取の歴史なのに、なぜそういう差別が行われるかと問えば、まあ簡単に「正義があるかいなか」ということになろうか。その「正義」を、より多くの人が共有する範囲に、ある一定の領域が形成されるだろうから。

 まあなんにせよ、書評ということで、柄谷氏の考えはどうかはここからは必ずしも読み取れないとしても(真面目に書評すると『読むだけ無駄です』『読んだ後でまったく賢くならない本です』『関連分野の最新の本だから科研費で買った。つまり国費で買った本だから、使わないのは国家反逆罪だと思って読んだが、むしろこれを読む時間を取るほうが国家反逆罪だ』とか言わざるを得ない場合、著者のいいたいことを要約してさらっと書いてお茶を濁すこともあろう)、著者の思想はまあまあここから読み取れるだろう。

 ところで連邦共和国といっても、例えば八重山郡(Wikipedia日本語版)は人口5600人ほど。それはモントセラト(同、5200人ほど)程度に過ぎない。非常に実質を欠いた「連邦」共和国になるだろう。名目上の独立を与えて頂くという程度の体になってしまうだろう。
 国頭郡(同)で約65000人、これなら政治的・経済的自立性が高いというばバミューダ諸島(同、約65000人)に匹敵する。

 となると、植民地支配を行う帝国主義的勢力を領域から放逐するのは必須として、そのあとに国民が食うための産業を確保する必要があるわけだが―「結構、大変そうですね」で静かに本を閉じる程度しか感想のしようがない気がするが。

 また、安全保障については、諸国の平和を希求する意志に期待するしかなくなるわけで―なにしろ沖縄は人口140万人少々。100人にひとりを軍人にしても1個師団くらいが精々。参考にするにはエストニア(Wikipedia日本語版)を挙げておけばよいか(人口134万ほどという)。…ソ連を選ぶかドイツを選ぶかしかないというかなんと言うか。


産経 ビールを飲んで救助を待った韓国「セウォル号」の船員…真っ先に救助され、「頭のいい人間は生き残った」 2014.9.25 07:00

 産経らしい記事といおうか。


togetter メジャー紙の記者が原発報道で何であんなアタマ悪いことを書くのか

 読書感想文だけ書いてるような人たちのことは、大変腹立たしく思いますね(当方文系)。

 ただ、ポエムの中にも、それはもう天の星の如くに光り輝く、素晴らしい作文はあるのですよ。実証の「実」の字に入ったところで破綻するけど。しかし心から素晴らしいと感涙するような作文はあるのですよ。わたしはそのうちのひとつを真っ向から否定したけど。

 ここで問題は、そこまでの文才も資料読解能力も解釈能力も欠いた者たちが、『ああボクも世界を社会をひとを揺るがすような物を書きたい!』とか思ったか、デマ上等でファンタジー小説を書き、しかもそれを真実だと偽装したり強弁したりするところだろうと。

 さらには、『あんたの文章はスカなんだよ』と指摘されているときに、『この意見に反対するとは、お前は政府の犬だな!』とか斜め上の切れ方をするところ。『いや、君の事実認識…文章読解能力がダメだといっているんだが』というと『本質は○○にある! 君は○○を理解していない!』とかなっちゃう。

 ま,わたしは地味な実証をやってくだけだ。さほどの文才もないし。

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