空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

遂に設置申請を正式に再申請、したのはまあ、いいのだけど

2019-10-27 14:53:02 | Weblog


幸福の科学大学(仮称・設置認可申請中) 幸福の科学大学(仮称)の設置認可を文部科学省に申請 2019年10月25日

2019年10月25日、学校法人幸福の科学学園は「幸福の科学大学(仮称)」の設置認可を文部科学省に申請しました。申請した大学計画の概要は以下の通りです。

【名称】
幸福の科学大学(仮称)

【開学】
2021年4月(予定)


 それはいいんですが、現時点でJrec-inで「幸福の科学」で検索かけてみて、なにもヒットしないんですが。

 ここ最近、同様の状況だったはずなのですが。

 2021年4月開校とすると、来年度の今の時期には、さしあたり4年間のシラバスからなにから、まあひととおり用意が出来ているべきであるはずでしょうけど、大学準備室は十分な用意が出来ているものでしょうか…。

 工学系修士課程も同時設置となると、博士マル合ランクを10人そこらは要するでしょうけど…。いえまあ、修士マル合でいいわけですが、なんにせよ、そうした実績持ちのひとを大量に確保するのは、そうそう簡単なことではないように思えるんですけど。




 …常識的にはそう思いますよね。



 …「奔走」した結果があのていたらくか、というのは大いに疑問とすべきところ。お盆休みを含んだ10日間ほどの募集期間で教員公募を出し、その直後に撤退を余儀なくされたのは、はっきりと失態。

 上のコメントに「以前の申請は見送られた」とあるが、やや事実の評価に疑問がある。あれは再申請禁止5年なんて条件の付いた厳しいもので、相当の努力を要求するものだったはずだ。



 …ということなのだ。



 そう。ここに5年前の萩生田氏の「貢献」の限界が見える。
 たかが年間4百万程度でポスドク出身者を雇える、ということを提言できたのかどうか、幸福の科学さんにその必要性を説得できたのかどうか、と言う限界。
 
 …ポスドクを5領域10人雇い助教待遇とし(4000万)、専任講師待遇で助教経験者を5人ほど確保(2500万)。その人事権付きで准教授待遇予定者~教授待遇予定者を3~5名、とかでどうだろう。






 実際、幸福の科学大学(申請中)は、2017年に再度申請の意向を表明しているんですよね(公式頁参照)。そこから今月の再度申請の報告まで、何のニュースもないというのは何だけど。



 あー。紙ベースでは公募、出してたんですね。チェックしてませんでした。



 これは実際、そう。

 詳細は控えるにせよ、どう学術的価値を主張するかと言う作戦はまあ、簡単に模倣できる。①学会の有力者と仲良くなる、②その本務校で買えないような、しかし今後一世紀に亙って斯界の基礎重要文献になりそうな貴重書をむっちゃ買う(誰かえらい学者の蔵書をまとめて買えばいいんじゃないかな。3人くらいでいいんじゃない?)。③日本全国からその貴重書を見たくて人が集まる(いまどきはネット公開して、そのアクセス数・アクセス元でもみればいいかな)。

 …天理さんや創価さんのところの蔵書群を、片鱗でも想起すれば、納得する向きは多いはず。領域は限定的だが、しかしそれはそれで学術的声価が確実に確保されてるということでもあろう。



 …まあ、そう読むよねえ…。
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エチオピア:オロモからのデ... | トップ | ロシア:ミサイル基地で、兵... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown ()
2019-10-27 14:57:42
あと、公募の条件ね。
着任後4年で一旦審査するよ、というのは、『非信者でも採用しますよ』というメッセージにもみえるが、『設置審の問題をクリアするまではいてもらうが、それ以後は教団に忠誠を誓うのでなければ残さんぞ』とも読めかねない。
…ふつー、任期はmax5年とかにしませんかね、昨今の相場では。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事