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空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

一般教養(歴史・世界史)の必要-業務上必要な人は、特に

2019-09-03 16:10:05 | ノート
 せめて高校水準をベースとしたい。



同業他社だが、吐き気すら覚える」とあるが、そりゃあアンタ、首都陥落を目の前にしつつ補導連盟事件とか仕出かすような反人道的政権に吐き気くらいは催すだろうさ。別に漢江人道橋爆破事件でも構わないが。そこまでの「アウトを通り越して一発退場」レベルの政権でさえ維持させてしまったあたりに米帝の根本的な反人権的性格を見出して批判するというのが戦後左派の王道なのと違うか。



 そうだぞ、開戦後四日目のことだぞ。



 予断に基づく誤読であって、ここまでの責任を著者が取れ、とかいうのはなんぼなんでもキッツイ。
 ―(白人?)学生が黒人奴隷の歴史を述べた本をキャンパスで読んでいたら、黒人奴隷そのものを表した図版が表紙にでていて、それを見た黒人学生が『すわ、このクソ野郎は黒人差別を助長しようという反人道主義者野郎だ!』と殴りかかった―という話があったりしたが(ソースは失念)、この場合も、『この本は黒人を奴隷とした歴史を客観的に学び、そうした過去を反省するために書かれたものです』と唱えながら読んでいなかった学生のほうが反人道的なんだろうか?
 そうかもしれないが、この黒人学生が不用意・不勉強なのは明らかだ。

 同様に、この某出版社校閲部員氏の不用意・不勉強は自ら明らかにしていくのであり―



「ソウルを火の海に」的な台詞なら年に数回言っているよーなもんであり、特段めずらしくもない。
 あとまあ、歴史的事実だし、現実の評価としてもまあまずさほど悪くない。核弾頭つきの弾道弾を一発ぶちかましてから様子を見る、なんてのでもソウルは壊滅するし、長距離砲でばかすか(郊外にであれ)かましまくれば、市民のパニックで都市機能が麻痺するとか十二分にありえるでしょう。

 …本当に危ういんだよ…。単に事実として危ういんだ、位置的に。韓国に対するヘイトも何も一切関係ナシに。政治的正統性の観点からそこに首都をおかざるを得ないというのは分った。分る。だが純粋に位置的にマズイし、実際、極めてろくでもない首都放棄やらかして棄民したの、君らだからな?というのは単に歴史的事実なんだ…。

 …私は、主観的には韓国愛がわりとあるほうで、人道だとか軍事的合理性だとかは措いておくと、あのダメ判断の山を成し遂げた政権(たち)はそれなりに好きですが、現物の人間としてはかなーりダメですからね、あれ…。まあ国民防衛軍事件でもぐぐってみようか。



「韓国なんていらない!」なんて記事の中に煽るようにも理解できる見出しを組み込んだのが悪いんだ、と主張されてますな。



 言ったことではなくてやったことですな。また、現在、単に休戦中ですし、韓国は休戦さえしてないですな、たしか(いや本気で「お前、なに考えてんだ」と思いますが)。










 どうもそうらしい。



 ソウルを開戦四日で落とした北朝鮮が救いようもないのか、国民を見捨てて政府が逃げまくった韓国が救いようもないのか、いずれにしても日本はさしあたり関係ない。



”威勢のいい”台詞に反応して『ああ、この雑誌はダメだなあ』というのはまあ分るが、そこから一足飛びに「日本人、この救いようのない生物」と生物種レベルで否定するのは論理のつながりがうまくない。



 そこの不謹慎を問題にしたい。真剣なはなし、体力が持つだろうか、だとか。



 この手のひとたちは、どうも「僕の心の中のマイ韓国」をどのように擁護しようか、とか、「僕の想定上の愚劣なネトウヨ」をどう罵倒できようかとか、そんな感じに他者の存在をかなーりオミットして日々を生活しているようで、正直、知的な会話の対象にならないのだ。ああいうのは「本質的には他者が存在していない世界観」、とでもいえる。もうちょっとどうにかするといいんだが。
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