立憲民主党・川内議員の興味ある発言

　立憲民主党・川口議員が天皇の政治的影響力を大きく期待する発言。

陛下が開会式で「大会の中止」を宣言されるしか、最早止める手立ては無い。

— 川内 博史 (@kawauchihiroshi) July 20, 2021

　天皇の政治利用。これは戦後憲法が戒めるところで、いったいどんな憲法に従って発言したものですか、その立憲という党の名称は、新たな天皇中心主義的な憲法を設定するという意気込みをあらわしたものですか、安倍改憲なんてヌルいレベルじゃ足りないって意味ですか、と。

　とまあ、いわゆる（現代的な）右派の思想をぶっちぎって天皇親政待望思想をぽろっと露呈してしまうあたり、なんというか昭和天皇～現行の上皇の努力のほどよ、と感心する一方、これこそ憲政の危機であるなあと思うなど。

　…つまりは、自分が背負っている・自分に期待してくれた何万という有権者ではなく、天皇一個人に期待する態度を明らかにしたあたり、これは山本太郎といったか、小沢氏と組んだあの直訴事件の人物と「同じ箱」というわけなのだ。