BBC Migrant crisis: Thousands enter Slovenia after Hungary closes border 17 Oct 2015
ハンガリーによるクロアチアとの国境線封鎖をうけて、土曜、とりあえず2700名ほどがスロヴェニアに移動。夜を過ぎれば、さらに多数に上る見込み。スロヴェニアとしても、オーストリアやドイツが国境を開いているかぎりにおいては難民の流れを受け入れる方針。
金曜夜に封鎖してすぐコレなわけで、対応がはやい。「They are fleeing from war... they are literally running for their lives」というのは、これはこれで本当なので、そりゃ対応もはやいだろうが。
で、受け入れ側としては「"We are going to focus even more on safety and security and order so our country can function normally」。援助側がしっかりしてないと、ただ共倒れになってみんな死ぬるだけなので、この点はとても重要。
あと、記事末尾にあるけど、トルコからレスボスにいこうとした船が沈没して、子供4人をふくむ12人が溺れて死んだそうな。「子供4人」は、ほんとは結構インパクトがあるはずの数字なのに、いまではすっかり統計上の数字の一部になったというか、『ちょっと付言しておくけど』という、備忘録のような、『お忘れかもしれませんが、重要なことなんですよ』と確認する程度の、そんな修辞上の存在になっちゃったかなあ。
BBC German mayoral candidate Reker stabbed over refugee support 17 Oct 2015
国の難民政策に反対する男が、ケルンの市長選挙有望候補(政権与党の支持をうける)の首を刺したと。「Local police said Ms Reker, 58, was "stable, but not out of the woods"」
取調べでは、犯人はanti-foreignerな理由でやったと言う由。なお単独犯の模様で、特に犯罪の前科もないみたい。数ヶ月前、精神の調子を崩した女に有力政治家が刺されたことがあったということで―。
BBC Germany faces 1.5 million asylum claims this year - report 5 Oct 2015
…まあ人口8000万かそこらくらいのところに、今年だけで150万人やってきそう、となったら、反発も大きいだろう。我が国に喩えれば、220万人くらいか。一県あたり、単純計算で5万人。さしあたりの生活保護費だけで財政が死にそう。
「UN High Commissioner for Refugees Antonio Guterres has warned that Europe, in dealing with the migration crisis, is engaged in a "battle of compassion versus fear, and of tolerance versus xenophobia"」
…いやまあ、その通りなんですが。
文学部哲学科的にそういうことを言う他方では、経済学部的にそろばん勘定を大車輪でやりなおし、法学部的にあっちこっちと言葉の殴り合いをする必要があるわけで。
…まあその、「he said the world was facing the highest levels of forced displacement in recorded history and the principle of asylum must remain sacrosanct」と、文学部歴史学科的なことを言いつつ、にっこりと「原則は完全に維持されます」と言うのが政治の実務のひとたちなんでしょうけど(原則に合わないひとについては容赦なく外すという意味で)。
で。
もう難民収容用の施設も枯渇しちゃってたりするので、そろそろ本気でどうしようもなくなるっぽい。ハンブルクでは、船荷用のコンテナを収容施設に転用してたり。はっきりと、それは「非常事態」だ。我々だったら、大震災のときにでもやっただろう手法であり―彼らの場合、その「地震」は一回で済んでいない。
BBC Boat capsizes near Ukrainian city of Odessa 'leaving 12 dead' 17 Oct 2015
passenger boatにfishermenが多数乗っていた―というのは、これは遊覧漁船か。同じ船が沈むのでも、こちらは豊かそうである。
ハンガリーによるクロアチアとの国境線封鎖をうけて、土曜、とりあえず2700名ほどがスロヴェニアに移動。夜を過ぎれば、さらに多数に上る見込み。スロヴェニアとしても、オーストリアやドイツが国境を開いているかぎりにおいては難民の流れを受け入れる方針。
金曜夜に封鎖してすぐコレなわけで、対応がはやい。「They are fleeing from war... they are literally running for their lives」というのは、これはこれで本当なので、そりゃ対応もはやいだろうが。
で、受け入れ側としては「"We are going to focus even more on safety and security and order so our country can function normally」。援助側がしっかりしてないと、ただ共倒れになってみんな死ぬるだけなので、この点はとても重要。
あと、記事末尾にあるけど、トルコからレスボスにいこうとした船が沈没して、子供4人をふくむ12人が溺れて死んだそうな。「子供4人」は、ほんとは結構インパクトがあるはずの数字なのに、いまではすっかり統計上の数字の一部になったというか、『ちょっと付言しておくけど』という、備忘録のような、『お忘れかもしれませんが、重要なことなんですよ』と確認する程度の、そんな修辞上の存在になっちゃったかなあ。
BBC German mayoral candidate Reker stabbed over refugee support 17 Oct 2015
国の難民政策に反対する男が、ケルンの市長選挙有望候補(政権与党の支持をうける)の首を刺したと。「Local police said Ms Reker, 58, was "stable, but not out of the woods"」
取調べでは、犯人はanti-foreignerな理由でやったと言う由。なお単独犯の模様で、特に犯罪の前科もないみたい。数ヶ月前、精神の調子を崩した女に有力政治家が刺されたことがあったということで―。
BBC Germany faces 1.5 million asylum claims this year - report 5 Oct 2015
…まあ人口8000万かそこらくらいのところに、今年だけで150万人やってきそう、となったら、反発も大きいだろう。我が国に喩えれば、220万人くらいか。一県あたり、単純計算で5万人。さしあたりの生活保護費だけで財政が死にそう。
「UN High Commissioner for Refugees Antonio Guterres has warned that Europe, in dealing with the migration crisis, is engaged in a "battle of compassion versus fear, and of tolerance versus xenophobia"」
…いやまあ、その通りなんですが。
文学部哲学科的にそういうことを言う他方では、経済学部的にそろばん勘定を大車輪でやりなおし、法学部的にあっちこっちと言葉の殴り合いをする必要があるわけで。
…まあその、「he said the world was facing the highest levels of forced displacement in recorded history and the principle of asylum must remain sacrosanct」と、文学部歴史学科的なことを言いつつ、にっこりと「原則は完全に維持されます」と言うのが政治の実務のひとたちなんでしょうけど(原則に合わないひとについては容赦なく外すという意味で)。
で。
もう難民収容用の施設も枯渇しちゃってたりするので、そろそろ本気でどうしようもなくなるっぽい。ハンブルクでは、船荷用のコンテナを収容施設に転用してたり。はっきりと、それは「非常事態」だ。我々だったら、大震災のときにでもやっただろう手法であり―彼らの場合、その「地震」は一回で済んでいない。
BBC Boat capsizes near Ukrainian city of Odessa 'leaving 12 dead' 17 Oct 2015
passenger boatにfishermenが多数乗っていた―というのは、これは遊覧漁船か。同じ船が沈むのでも、こちらは豊かそうである。
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