空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

朗報:イタリアはワクチン未接種児童の通学を禁ずる

2019-03-12 21:12:29 | Newsメモ
 更新1時間ほどで読むのだが―公衆衛生の常識の勝利である:

BBC https://www.bbc.com/news/world-europe-47536981 12 Mar 2019

Italian children have been told not to turn up to school unless they can prove they have been properly vaccinated.

The deadline follows months of national debate over compulsory vaccination.


 個人の自由を侵す重大な悪だと主張する向きには「Parents risk being fined up to €500 (£425; $560) if they send their unvaccinated children to school. Children under six can be turned away.」ちゃんと罰金も設定されており,まあ西欧文明の暴虐・ムスリムの子供たちを去勢してしまおうとする惡逆な試み(※radical Islamist支配地域での評価)から我が子を守るための費用が7~8万円ほどなのだから,安いものではないか。

 まあ子供は学校にも通えなくなるが。

 なおHealth Minister Giulia Grilloについて「She had reportedly resisted political pressure from deputy prime minister Matteo Salvini to extend the deadline even further.」とあり,気概のある政治家とはあらまほしきものだとの思い新たである。

 尤も,中央政府がそうでも「In other areas there have been no reported cases, while still others have been given a grace period of a few days beyond the deadline.」ともあり,多少幅をもってくれたりするみたい。まあ,そこは個々の状況もある。

 なんにせよ、昨今、ワクチン反対派が奇妙に増え、公衆衛生の危機を齎しつつある。それに対するには多少の強権を要すとの判断とみえ―悪くない。
 なにしろ、こうしてワクチン接種率を猛烈に上げれば、ワクチン非接種者がより安全に生活できるのだ。いやフリーライダーと批判したくなる向きもあるかもしれないが、ともかく、多様な選択を実現するためにも、こうした少数派の選択の自由の余地を確保するためにも、こうした強権は必要である。この意味で、ワクチン反対派も賛成せざるを得ない政策と思われる。

 日本ではどうかなあ:


 難癖レベルの「疑い」であろうとも最後のひとりまで納得しきるほど「丁寧な説明」を延々要求し続けた成れの果てではあろうか。

 欧州方面ではコンセンサスがとれていくかな:


 被害例




 いやもう,その手の人たちはマジで迷惑だから…。

 余談

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