開発制限、テスト制限、人の制限、そーいう時代なのか~

2007-12-12 23:53:19 | Formula One
7日にモナコで開催されたWMSC(世界モータースポーツ評議会)で、コスト削減策を2008年に導入することを発表しました。

その中で、F1のエンジン開発を今後10年間にわたって凍結させる案が承認されました。
これにより2008~2017年の10年間にわたり、F1に参戦するチームは2007年スペックのエンジンを使用し続けなくてはいけません。2008年3月31日までに2008年以降使用し続けるスペックのエンジンをFIAに提出しなければならないとのことです。
マックス・モズレー会長のコメントです。「F1エンジンをさらに開発する必要はもはやないだろう。現在のF1エンジンは毎分19,000回転に制限されてはいるものの、それでもほかのどんなエンジンよりも高回転なんだよ。エンジンサウンドも素晴らしいし、信頼性も高い。また、現在F1にエンジンを供給している6社(フェラーリ、BMW、ルノー、トヨタ、ホンダ、メルセデス・ベンツ)はどれも同程度の性能を持ち、競い合っている」とのことです。
ん…いつの時代になってもこれでいいと言うのは無いんじゃないのかな~。確かに今のF1はお金がかかりすぎているから改善は必要だと思いますが…

更には、風力テストの制限も行うとのことです。下記はFIAが風力テストについて各F1チームに提案したものです。
■チームは1機のみの風洞を使用する。
■流動性テストは大気圧の元で行う。
■最大テストセクションは風速50m/秒とする。
■風洞の最大スケールは60%とする。
■1回の運転につき1機のみでテストを行う。
■最大使用回数は、週5日、1日8時間、8時間で15回の運転とする。それ以外は適用除外とする。
■空力テストは、縮小スケールの風洞またはFIAが許可したテストトラックまたはフルスケールの風洞のみで行う。フルサイズ風洞のテストはF1テスト協定に従うこととする。
■フルスケールによる特定の空力テストは1年に5日までに削減する。
■この制限は、風洞テストからCFD(計算流体力学)へ資金が転換することを阻止するために課せられる。
■CFD開発に携わる人々は許可された人数に制限される。
■CFDコンピューターシステムはハードウェアパフォーマンスを制限するために明確化されるが、その普及はハードウェアやソフトウェア開発のために年々許可される。
細かい!!!

他にも、リグ・テストやデザイン&マニュファクチャリング、サスペンションやブレーキ、ハイドロリック・システム、ボディワーク、重量配分、そしてサーキットでのテストやレース時のチームメンバーも制限されるそうで。これらの制限に関するさらなる詳細は、2008年1月11日の会合で各チームに提示され、詳細なレギュレーションは春のWMSCの会合で提出されるとのことです。

上記の物は2008年の話ですので、今後2009年2010年と、ドンドン増えていくことが予想されます。
これだけ制限されると、オリジナルを作るのが難しくなりますね。どのチームのマシンも同じようになっていきそうです。

オイラは憧れの人と、レースが好きでこの世界に興味を持ちました。最初はメカには興味が無かったけど、どんどんマシンが変化していって、いつの間にかメカにも興味が出てきました…
この先のF1に興味を持てるかな?Yesと言える自信はありません。
『エンジン開発凍結』これを知ったら、オヤジさん(本田宗一郎さん)悲しむだろうな~

アロンソのルノー復帰インタビュー!去り行く者へ…

2007-12-11 23:56:38 | Formula One
ルノーに2年ぶりに復帰するフェルナンド・アロンソのインタビューです。

Q.またルノーのドライバーになりましたね。嬉しいですか?
「とても嬉しいよ。誰もがルノーがどれほど素晴らしいチームなのか、彼らがF1でどんなことを成し遂げたのかを知っているんだ。僕たちが2005~2006年に連続してチャンピオンシップを獲得したことを忘れてはいけないよ。僕にはこの成功の一部を担うチャンスがあったんだ。このチームは最高のチームの1つだし、重要な会社にサポートされている。チームは勝つ方法を知っているんだよ。」

Q.ルノーを選んだ理由は?いくつの選択肢があったのでしょうか?
「選択肢はね?本当のことを言うと、それが簡単でないことはよくわかっていたんだ。僕はF1マシンをドライブできる22人の特別な人間の一人で、さらに素晴らしいチームを離れて別の素晴らしいチームに行き着くことができる限られた人物なんだ。F1マシンをドライブするチャンスを得ることができないドライバーがたくさんいるのにね。この決断は簡単なものじゃなかった。僕に興味を持ってくれた全てのチームに感謝したいよ。前にも言ったように、僕はルノーのこのスポーツに対する参加意欲と力強いトラック記録を考慮して最終的にルノーを選んだんだよ。」

Q.沢山のメディアが関心を寄せていたことに、気付いていましたか?
「全くないよ。さっきも言ったように最初の3週間は休暇を過ごしていたからね。でも、選択肢を考え始めたらすぐに全ての新聞やほとんどのウェブサイトが僕たちがすでに全てのチームと接触を図ったと伝えたよ。彼らは1年契約なのか3年契約なのかについて話し合っていたし、すでにホンダのファクトリーを訪れたと言っているところもあった。1年の休養をとるべきだって提案しているところもあったよ。そのときに何が起きているのか気付いたし、新聞を毎朝読むのが楽しかったね。」

Q.あなたがどのチームに行くのか、又はドライブしないのか、気になることが普通じゃないですか?
「そうだね。来シーズンにドライブしないなんてことは思い付かなかったよ。確かにグレーと黒のズボンから選ばなければならないのとは訳が違ったけれどね。非常に重要な決断について話し合い、1月か2月までクルマに乗ることができないから急ぎはしなかったんだ。人々が待ち望んでいたのは知っているよ。ファンのみんなはいつも僕をサポートしてくれた。今年もどれほど多くの人が僕のためにそこにいたのか、どれほどの影響を与えたのか、まだ覚えているよ。僕は彼らが本当のことを伝えているのを見たことがないかもしれない。メディアの間では競争があるし、そのうちの1つはニュースを最初に印刷できるんだ。多くのことがでっち上げられていたよ。」

Q.マクラーレンでの今シーズンはどうでしたか?
「評価や数字でシーズンをまとめるのは簡単ではないよ。みんなが心配しているにも関わらず2007年は僕にとってとてもいい1年だったことは確かだよ。ブラジルGPでのレースラップの20周前では僕にもチャンピオンシップを制するチャンスがあったこと忘れちゃだめだよ。キミがマッサをオーバーテイクし、キミはこの勝利でワールドチャンピオンになるために必要なポイントをたくさん稼いだんだ。このことを考慮すると、シーズンの最終ラップまで戦い新たなワールドタイトル獲得のためにシーズンのスタートで署名すればよかったよ。そうすればもっとハッピーだったのにね。」

Q.来シーズンはどうなるでしょうか?
「僕たちみんなが聞きたい質問だよ。はっきりと答えられる人なんていないと思うよ。フェラーリのようなチームは常に有力候補になるだろうね。また、ブリヂストンタイヤに適応する際に問題を抱えたチームは問題解決を期待してトップに戻ってくるだろう。ルノーは今シーズンに再びトップチームに加わることができるかもしれない。今日の挑戦はルノーにとって1月か2月にシートのトップに戻り、来シーズンに向けて表彰台に近付くためのものなんだ。彼らは今年に十分に耐えてきたんだ。」

Q.来シーズンもワールドタイトルを狙いますか?
「何ができるのか見守らないとね。順番を間違えるべきじゃないよ。まず最初にやるべきことは、R28を1月にトラックに並べて、シーズン最初のグランプリに向けてクルマを最高の状態にもっていけるように作業を開始することなんだ。ウィンターシーズンの間は昨年も同様の挑戦をしたから、またやれる自信があるよ。その後は、完璧なシーズンを過ごして他が速くないことを期待するだけだね。」


ルノーはチームを去るジャンカルロ・フィジケラとヘイキ・コバライネンに対し感謝を表しました。
フラビオ・ブリアトーレのコメントです。「この長く困難な1年を通してハードワークに取り組んでくれたジャンカルロとヘイキに対し、この機に感謝の言葉を述べたい。優勝できるマシンであることを期待していたが、実際にはそうでなかった。しかし両ドライバーは、落胆することなく、状況を好転させるべくより一層懸命に働いてくれた。
ジャンカルロの持つ経験は、我々のパフォーマンス向上において非常に重要なファクターだった。彼は、我々がタイトルを獲得した2005年と2006年に大きな貢献を果たしてくれた。チームにこのような特別な瞬間を与えてくれた彼に感謝し、今後の活躍を祈る。
ヘイキはルーキーイヤーにいくらか困難に立ち向かわなければならなかったが、すべてうまく乗り越え、より優れた、より強いドライバーになった。彼はF1界のすべての人間に対し、自分が速く、知性があり、魅力あるドライバーであることを証明した。彼は間違いなく将来優勝する可能性のあるドライバーだ。彼にF1デビューのチャンスを与えたことを誇りに思うと共に、彼の今後の幸運を祈る。彼は素晴らしいキャリアを築いていくはずだ。」とのことです。

やっとやっとやっと決まったよ!アロンソがルノー復帰。

2007-12-11 00:54:30 | Formula One
よーやく、フェルナンド・アロンソの来シーズンのシートが決まりましたよ。本日、古巣ルノーに2年ぶりに復帰することが発表されました。
マクラーレンを離脱するのでは?と言う噂から始まり何ヶ月経ったのでしょう。一時はトヨタ、フェラーリ、ウィリアムズ、レッドブル、そして最後にホンダ、マクラーレンに戻るのでは?ともありましたが、一番最初から交渉に当たっていたと予想されるルノーに決まりました。ルノーはアロンソ獲得に相当の力を使ったのでしょうね。
気になる契約年数ですが発表はされていません。アロンソは1年契約を、ルノーは複数年契約を希望していましたね。カルロス・ゴーンは1年なら獲らないようなことを言っていましたよね~
どう言う契約となったのでしょうか?とにかく来シーズンもアロンソの走りが見れるのが嬉しいです!

アロンソのチームメイトとなるドライバーも発表されました。
2006年のGP2シリーズ2位で、2007年のルノーのテスト兼リザーブドライバーを務めたネルソン(ネルシーニョ)・ピケJrがレースドライバーに昇格しました。
ネルソン・ピケJrのコメントです。「まず第一に、2008年のドライバーとして僕を選んでくれたフラビオとルノーに感謝したい。グリッドでもトップチームのひとつでF1デビューを飾れるなんて、素晴らしいチャンスだね。しかも、この世界でもトップのドライバーと一緒に走るんだ。
僕は2006年の終わりからずっとこのためにやってきた。だから、テストドライバーとしての働きが認められてこのシートを手に入れることができたのを誇りに思っているよ。フェルナンドのチームメイトとして走り、彼から学べるのを楽しみにしている。2度の世界チャンピオンを基準にできるなんて、新人としてキャリアを始めるのにこれ以上の環境はないよね」とのことです。
これでまた2世ドライバーの誕生です。実力は凄いものを持ってますよ~
昨年のハミルトンと同じ若手のルーキーですよ!しかもハミルトンよりも強気かも…アロンソ大丈夫か!
そして、テストドライバーには今シーズンのユーロF3チャンピオンであるフランス人のロメイン・グロスジャンが発表されました。グロスジャンはルノーのドライバー育成プログラムのメンバーですね。

フラビオ・ブリアトーレのコメントです。「フェルナンドとネルシーニョは最もエキサイティングな2008年のドライバーラインナップの1つを形成するだろう。我々はフェルナンドが素晴らしい成功を収めたチームに復帰することを喜んで歓迎する。彼のドライバーとしての、またチームリーダーとしての能力はよく知られている通りであり、再び力強いパートナーシップを築けることを楽しみにしている。その上、彼はチームをよく知っており、我々がどのように運営しているのかも知っている。彼はこの環境にすぐに馴染むことができるだろう。ネルシーニョはモータースポーツ界で最も期待されている若き才能の一人だ。GP2での成功を受けて、彼は我々のテストドライバーとして秘結を学びチームを理解しながら1年を過ごした。彼はもはや次のレベルへ進む準備が整っているんだ」とのことです。楽しみです。

と言うことは、今シーズン正ドライバーだったジャンカルロ・フィジケラとヘイッキ・コバライネンとは契約を結びませんでした。フィジケラはフォース・インディアのテストに参加していて、シート獲得争いをしています。
ヘイッキは交渉していることを認めているマクラーレンへの移籍の可能性が高そうです。そのマクラーレンはペドロ・デ・ラ・ロサとの噂もあります。エイドリアン・スーティルもフォース・インディアが何も発表していないので、可能性としてはまだあるのかな?
以前からマクラーレンへの移籍の噂が絶えないニコ・ロズベルグは、ウィリアムズとの契約を2009年末まで延長したそうです。

第2のスパイ疑惑が決着。よかったねルノー!ドライバーは?

2007-12-09 13:10:24 | Formula One
第2のスパイ疑惑事件は、ルノーに有罪だが罰則は科さないとの決定が下されました。
6日にモナコでFIAのWMSC(世界モータースポーツ評議会)が開かれ、スパイ疑惑事件で事情聴取されたルノーに対し、国際競技コード第151c条に違反していると見なされたものの、一切処罰は加えられないことが決定しました。

FIAの裁定事由は、「マクラーレンの機密情報のルノーへの流出は、F1エンジニアがチームを移籍するという状況の中で起こったことである。現在の情報があるチームから他チームに流出したという証拠はなく、したがってこれは生きた情報ではなかった。マクレーレンを去って以来、マッケレスは現在の、そして最新のマクラーレンの情報にはアクセスしていない。さらに、ルノーがマッケレスに対し、マクラーレンの機密情報を持ち込むよう促したという証拠も一切ない。
WMSCは、ルノーがオープンかつ隠し立てのない姿勢で調査にあたったことは重要だと考えた。WMSCは、ルノーがFIA技術部門の調査に全面的に協力したことにも言及しておく。
審議において多数の極めて不十分な要素が指摘されたが、違反の重要性を評価した結果、WMSCはこの情報が選手権を妨げ、あるいは影響を及ぼす形で使用されたという十分な証拠はないという結論に達した。
したがって、こういった要素からWMSCは、現状では罰則を科すことはできないという結論に至っている。
WMSCの決定に疑問を投げかけるような新たな情報が発覚した場合には、本件は再度FIAによって再開されることに留意してもらいたい。」

フラビオ・ブリアトーレ代表のコメントです。「今回ルノーに対し投げ掛けられた疑惑に対し、チームの完全性と威厳についてこれを正当に扱った今回のWMSCの裁定に満足している。またこの間の微妙な時期に、変わらずチームを支えてくれたINGを始めとするわれわれのスポンサー、そしてファンの支援に心から感謝したい。今から我々は来たるべき2008年シーズンに向けて準備に集中することができるだろう。
この数週間、マクラーレンは私たちに関し、たくさんの酷い中傷を行ってきた。それによって私たちはかなりのダメージを負った。私たちは無罪になるだろう。この件に関し判決が出され次第、法的処置について検討する。私たちの評判について、中傷が行われたのだから。」ルノーはマクラーレンを名誉毀損で訴えるでしょうね。

一時は厳罰に処されていた場合は、ルノーがF1から撤退する可能性があるのでは?と言われていましたので、これで一安心ですね。
フェルナンド・アロンソのルノー復帰の可能性が大きそうです。

また、同じくモナコで開かれたWMSC(翌日かな?)でマクラーレンチームが2008年用マシン(MP4/23)の制作段階でフェラーリの情報を使用していないかどうかを討論したそうです。これは第1のスパイ疑惑事件ですね。
WMSCはマクラーレンとフェラーリの両チームとその他のF1チームに対して2008年2月14日に行われる会議で提出する報告書の中で説明するように伝えたそうで、裁決を保留しました。
FIAの声明です。「2007年9月13日の判決の中で、WMSCはFIA技術部門に対してマクラーレンの2008年用マシンの準備作業の調査を指示し、そのマシンがフェラーリの機密情報を組み込んでいるかどうかを決断することを依頼した。この調査は完了し、詳細レポートがWMSCに提出されている。WMSCは、マクラーレンやフェラーリ、その他のFIA世界フォーミュラワン選手権に参加するチームが2008年2月14日にパリで行われるWMSCの臨時総会で提出される報告書の中で説明する機会を与えられるべきだと考えている」とのことです。こう言う政治的?なことは嫌いなのですよね~
オイラは馬鹿なので難しくって…ただ単純に誰がどのマシンに乗ってどんなレースをしたかを皆さんに伝えたいのですが、大きな話となると投稿しなくては!!と言う気持ちになってしまう…

ヘレステスト最終日。やはりスリックタイヤのベッテルがトップタイム。

2007-12-08 22:23:53 | Formula One
ヘレス合同テストの最終日が行われ、トップはスリックタイヤをテストしたトロロッソのセバスチャン・ベッテルでした。
他にもロベルト・クビサが2日連続でスリックタイヤのテストを担当しました。他にはヤルノ、ニコ、アンソニーも走行したようですよ。
そのアンソニーはホンダのマシンで走行したようですよ。ホンダとスーパーアグリのマシンは名前とカラーリングが違うだけで同じ物のようですね。
今年最後のテストは、マクラーレンとルノーを除いた9チームが行いました。

ミハエルは速いですね~。史上最速のテストドライバーと言った感じでしょうか。ここまで出来るなら現役に復帰してほしいですよ!走りをファンに見せるならレースに出て下さい。もったいない…
今回2日間のテストに参加したミハエルですが、2008年もテストドライブする可能性があるとのことですよ。
弟のラルフに関して「今回のフォース・インディアでのテストにはそもそも意味がないと思っていたんだ。それは弟にも言ったんだけどね。彼にはまだトップチームで走るだけの力はあると思うよ。でも今の状況ではそうした選択肢はない。世の中には決断する時期というものがあるんだよ」とのことです。ごもっとも!

しかし、未だトップチームのシートが決まっていないと言うのはどうなのでしょう…
週明けにはアロンソの発表があるのでは?と予想されていますが…??
年明けには新車発表のラッシュですね。どんなマシンが登場するのか楽しみです。

1位 S・ベッテル/トロロッソ/1:18.213/100周
2位 R・クビ/BMWザウバー/1:18.41/119周
3位 N・ロズベルグ/ウィリアムズ/1:18.796/97周
4位 M・シューマッハ/フェラーリ/1:19.136/58周
5位 中嶋一貴/ウィリアムズ/1:19.611/76周
6位 T・グロック/トヨタ/1:19.961/58周
7位 F・マッサ/フェラーリ/1:20.000/45周
8位 S・ブーデ/トロロッソ/1:20.033/87周
9位 J・トゥルーリ/トヨタ/1:20.229/69周
10位 D・クルサード/レッドブル/1:20.657/72周
11位 A・デビッドソン/ホンダ/ 1:20.821/102周
12位 佐藤琢磨/スーパーアグリ/ 1:21.092/84周
13位 M・アスマー/ BMWザウバー/1:21.333/80周
14位 G・バン・デル・ガルデ/フォース・インディア/1:22.321/81周
15位 R・ロドリゲス/フォース・インディア/1:22.508/82周


ヘレステスト3日目。スリックは速い!当然か…クビサがトップタイム。

2007-12-07 23:55:11 | Formula One
ヘレス合同テストの3日目が行われ、トップはスリックタイヤをテストしたBMWザウバーのロベルト・クビサでした。
他にもペドロ・デ・ラ・ロサが2日連続でスリックタイヤのテストを担当しました。午後には琢磨やミハエルも走行したようですよ。

今日も赤旗が出たそうです。午前はベッテルがヘアピンでスピン。その直後にはラルフがメインストレートでメカニカルトラブルによりマシンがストップ。
午後もラルフはスピンを喫して赤旗の原因を作ったそうです。ウィリアムズの中嶋一貴がエンジンブローをしてセッション中断。他にも琢磨とハイドフェルドがスピンをしたそうです。

その佐藤琢磨がオフ・テストに初参加し、2008年仕様のMES(マクラーレン・エレクトロニクス・システム)装着したSA07Bで走行したようです。
午前は一連のコントロール・システムの熟成と理解に努め、午後は2009年仕様のダウンフォースでのテストを行ったそうです。
スーパーアグリは明日も琢磨がテストを担当するようです。

 1位 R・クビサ/BMWザウバー/1'19.157/87周
 2位 L・ハミルトン/マクラーレン/1'19.331/64周
 3位 F・マッサ/フェラーリ/1'19.333/68周
 4位 M・ウェバー/レッドブル/1'19.605/63周
 5位 T・グロック/トヨタ/1'19.687/40周
 6位 P・デラ・ロサ/マクラーレン/1'19.787/75周
 7位 N・ピケJr/ルノー/1'19.834/90周
 8位 M・シューマッハ/フェラーリ/1'19.885/67周
 9位 R・バリチェロ/ホンダ/1'19.905/89周
10位 N・ハイドフェルド/BMWザウバー/1'20.125/87周
11位 N・ロズベルグ/ウィリアムズ/1'20.301/65周
12位 S・ベッテル/トロロッソ/1'20.339/56周
13位 S・ブーデ/トロロッソ/1'20.507/55周
14位 J・トゥルーリ/トヨタ/1'20.775/99周
15位 中嶋一貴/ウィリアムズ/1'20.802/39周
16位 L・フィリッピ/ホンダ/1'20.915/83周
17位 D・クルサード/レッドブル/1'21.055/62周
18位 佐藤琢磨/スーパーアグリ/1'21.093/79周
19位 V・リウィッツィ/フォース・インディア/1'21.194/76周
20位 R・シューマッハ/フォース・インディア/1'21.853/71周

ある意味注目のフォース・インディアは、ラルフ・シューマッハが初登場。
ハイドロリックのトラブルに見舞われるなどして走行時間をロス。スピンもし、最下位のタイムとなりました。
ラルフはこれが最後のF1ドライブになるかもしれない…とコメントしています。「僕が今日テストを行ったのはビジャイ・マルヤが僕にマシンを試すよう頼んできたからだ。こうやってチームにフィードバックを与えることができたし、チームに何を変える必要があるのかを伝えることができた。でも、僕は自分が来シーズンにチームとともにレースをする候補だとは思っていないよ。
正直言って、来シーズンに自分が何をするのか本当に分からないんだ。レースを辞めるかもしれないし、他のレースシリーズに参戦するかもしれない。自分に最適だと思うことをやるだけだね。今週は僕にとって最後のF1マシンでのドライブになるかもしれないよ。」とのことです。
同じ選考テストを受けているフィジケラに2日間の走行が与えられたことに不満をもっているそうです。
オイラは正直言って、もうラルフはF1で結果を残せないと思います。
ジョーダンからデビューしウィリアムズとトヨタで走り、これだけの成績とは…
マクラーレン入りを望んでいるそうですが…
バーニーも言っていましたが、若いドライバーに道を譲っては?F1で見たいドライバーが沢山いますよ!
もちろんベテランも必要ですが、そんなに沢山は要らないでしょう?

ヘレステスト2日目。スリック勢を抑えハミルトンがトップタイム。

2007-12-06 23:17:29 | Formula One
ヘレス合同テストの2日目が行われ、トップは1'19.371をマークしたマクラーレンのルイス・ハミルトンでした。
スリックタイヤでのテスト走行は、ペドロ・デ・ラ・ロサとデビット・クルサードが担当したそうです。
今日は何度も赤旗が出て中断したそうですよ。
午前はネルソン・ピケJrとルイス・ハミルトンがスピンして赤旗。ニック・ハイドフェルドとセバスチャン・ベッテルがトラック上にクルマを止めて赤旗。
午後はマーク・ウェバーがトラック上にマシンを止めて赤旗。ニコ・ロズベルグがピットレーン出口でマシンを止めて赤旗。
各チーム、今日はよいテストが出来たのでしょうか…?
メンツを見る限り、上位チームが多いですね。

明日はライコネンに代わってミハエル・シューマッハ、アンソニーに代わって佐藤琢磨、小林可夢偉に代わってヤルノ・トゥルーリが参加します。

1位 L・ハミルトン/マクラーレン/1'19.371/73周
2位 D・クルサード/レッドブル/1'19.421/80周
3位 F・マッサ/フェラーリ/1'19.761/97周
4位 K・ライコネン/フェラーリ/1'19.779/87周
5位 P・デラ・ロサ/マクラーレン/1'19.887/62周
6位 N・ピケJr/ルノー/1'19.982/71周
7位 C・クリエン/フォース・インディア/1'20.187/86周
8位 S・ベッテル/トロロッソ/1'20.398/57周
9位 G・フィジケラ/フォース・インディア/1'20.470/102周
10位 R・クビサ/BMWザウバー/1'20.487/118周
11位 T・グロック/トヨタ/1'20.523/54周
12位 S・ブーデ/トロロッソ/1'20.533/75周
13位 N・ロズベルグ/ウィリアムズ/1'20.671/66周
14位 A・ツーバール/スーパーアグリ/1'20.897/109周
15位 M・ウェバー/レッドブル/1'20.944/41周
16位 N・ヒュルケンバーグ/ウィリアムズ/1'21.068/67周
17位 A・デビッドソン/スーパーアグリ/1'21.076/74周
18位 R・バリチェロ/ホンダ/1'21.184/103周
19位 小林可夢偉/トヨタ/1'21.699/118周
20位 N・ハイドフェルド/BMWザウバー/1'22.875/93周

ホンダの育成ドライバーのアンドレアス・ツーバールはスーパーアグリ使用のSA07-05Bでの走行でした。

ヘレステスト初日。やはりスリックタイヤは速い!左近が現る?

2007-12-05 16:49:51 | Formula One
今オフ2度目となるF1合同テストが、スペインのヘレス・サーキットで始められました。
オイラ的に、4日間で行われるテストの注目はスリックタイヤと若手ドライバーの参加です。それとチャンピオン獲得後はつの走行となるキミ・ライコネンですね。
2009年導入を検討されているスリックタイヤで走行したニック・ハイドフェルドがトップタイム。ジェンソン・バトンも同じタイヤを使用し2番手タイムを出しました。ニックの出した1'19.042のベストタイムは今季のヘレステスト最速だそうですよ。

初日のテストに参加したドライバーは20人で、その内F1でのレースを経験したことのないドライバーが10人。F1走行1~2度目と言うドライバーが5人。2007年シーズンと同じチームで走ったドライバーが5人、と言うメンバーとなりました。
新人と言われる世代が多いですね。明日以降のテストにも新たなドライバーが出てきます。
将来のF1が楽しくなるために、確り走り、チームにアピールして欲しいですね。ニコ・ヒュルケンバーグも走りましたよ!

1位 N・ハイドフェルド/BMWザウバー/1'19.042/73周
2位 J・バトン/ホンダ/1'19.155/65周
3位 P・デラ・ロサ/マクラーレン/1'19.712/48周
4位 K・ライコネン/フェラーリ/1'20.083/73周
5位 N・ピケJr/ルノー/1'20.366/66周
6位 S・ブーデ/トロロッソ/1'20.615/97周
7位 G・パフェット/マクラーレン/1'20.638/50周
8位 M・ウェバー/レッドブル/1'20.682/65周
9位 M・ジェネ/フェラーリ/1'20.832/67周
10位 M・コンウェイ/スーパーアグリ/1'20.927/87周
11位 S・ベッテル/トロ・ロッソ/1'21.086/45周
12位 J・ロシター/スーパーアグリ/1'21.246/71周
13位 T・グロック/トヨタ/1'21.336/69周
14位 G・フィジケラ/フォース・インディア/1'21.424/41周
15位 N・ヒュルケンバーグ/ウィリアムズ/1'21.556/28周
16位 F・モンタニー/フォース・インディア/1'21.559/65周
17位 中嶋一貴/ウィリアムズ/1'21.586/33周
18位 M・アスマー/BMWザウバー/1'21.962/57周
19位 小林可夢偉/トヨタ/1'22.186/111周
20位 J・ビラ/BMWザウバー/1'23.583/53周

各チーム、トラクションコントロールなどのドライバーエイドが禁止された、2008年のレギュレーションに対応するためのテストを重ねたそうです。
明日はルイス・ハミルトン、フェリペ・マッサ、ロベルト・クビサ、デビッド・クルサード、ニコ・ロズベルグ、ルーベンス・バリチェロなどのレギュラードライバーが参加します。

今回のテストに琢磨、一喜、可夢偉と3名の日本人ドライバーが参加していますが、今オフに何も話題が出てこなかった山本左近がヘレスに姿を現したそうです。8名のドライバーが走行予定のフォース・インディアの9人目と言うことしょうか?
山本左近のコメントです。「状況はまったく見えません。今日のテストの後のミーティングでは、エンジニアよりドライバーの方が多かったくらいですから…最終決定は、テクニカル・ダイレクターのマイク・ガスコインとコリン・コレリスが決めると思います。
金に飽かせて乗せるだけだろうという意見もありますが、そうしたたことも含めて、ガスコインが判断するなら、結果がどうでも受け入れられる」とのことです。
左近はジョーダンでテストを行った時に評価が高かったですからね~
来シーズンも何とか載ってほしいです。

はぁ~元F1ドライバー達によるレース、グランプリマスターズが消滅

2007-12-03 23:27:03 | Formula One
元F1ドライバー達が参戦するシリーズ?レース、グランプリマスターズの消滅が決定しました。

同シリーズに参加できたのは、年齢45歳以上で、かつてF1参戦経験がある者で、すでに現役のフォーミュラ・レースから引退している者に限られていました。
マシンはデルタ・モータースポーツによって製作され、1999年のチャンプカーで使用されていたレイナード・シャシーをベースとした物で、エンジンはニコルソン・マクラーレンが供給する自然吸気式の3.5リッターV8エンジンが搭載され、かつてチャンプカーで使用されていたコスワースXBエンジンをベースとし、10,400回転/分時に650馬力以上を出力し、7,800回転/分時には320lbft(435Nm)のトルクを発生させたそうです。
ギアボックスはパドルシフト式の6速のものが搭載され、ブレーキはカーボンブレーキではなく、距離が長い鋼鉄製のブレーキが使用されていました。

主催者の意図としては、かつてF1を戦った45歳以上のドライバーがふたたびステアリングを握るワンメイクレースで、ドライバーエイドや空力を最小限にとどめ、名ドライバーたちの技術とともにオーバーテイクシーンを楽しんでもらおう!と言うことだったようですが…
実際レースがおこなわれたのは2005年に南アフリカのキャラミで1回、2006年は5戦おわれる予定でしたが、キャンセルが相次ぎ結局2戦のみの開催でした。
2007年にいたっては全くおこなわれませんでした。
グランプリマスターズのシャーシ供給者のデルタ・スペシャルプロジェクトとシリーズスポンサーの「Altech」が、グランプリマスターズを解散する請求を今年の11月にイギリスの高等裁判所へ提出し、それで高等裁判所がグランプリマスターズの運営会社へ解散命令を下したそうです。
同シリーズの公式ホームページも、今年の4月以降全く更新されていない状況でした。

凄いドライバーが参加してたのですよ!
ルネ・アルヌー、エディ・チーバー、クリスチャン・ダナー、アンドレア・デ・チェザリス、エマーソン・フィッティパルディ、アラン・ジョーンズ、ステファン・ヨハンソン、ヤン・ラマース、ジャック・ラフィット、ナイジェル・マンセル、ハンス・ストゥック、リカルド・パトレーゼ、パトリック・タンベイ、デレック・ワーウィック、エリセオ・サラザール、エリック・バン・デ・ポール、ピエルルイジ・マルティニ、アレックス・カフィと言う面々です。
見たかったな~また何らかの形で復活して欲しいですよ!その時は日本でも開催してね。

TDPの活動報告会。大嶋和也がユーロF3に参戦!

2007-12-02 23:29:38 | Formula 3
11月22日にお台場のMEGAWEBで、2007年シーズンのTDP活動報告会が行われました。
その席で今シーズン、全日本F3とスーパーGT300クラスでタイトルを獲得した大嶋和也が、来シーズンはマノーからユーロF3に参戦することが発表されました。

報告会での大嶋和也のコメントです。「私にとってはスーパーGT300クラスも全日本F3も2年目の年だったので、両方でチャンピオンを獲れて、とても嬉しい。全日本F3もスーパーGT300クラスでも、良いチームでレースを戦うことが出来、自分自身としても成長出来て、勉強になった。この経験を、今後に活かして行きたい。
マカオGPでは、日本のF3チャンピオンとして出場することになり、当然優勝を狙って行ったが、結果的には3位となった。しかし、チームとしては1位と3位が取れたし、良いレースが戦えたと思っている。来年もう一度チャレンジするチャンスがあると思うので、来年こそは表彰台の頂点を狙いたい。
また、来年はF3ユーロシリーズに、マノー・モータースポーツというトップチームから参戦することになったが、当然1年目からチャンピオンを狙いたいと思っているし、日本のチャンピオンとして恥ずかしくない走りを見せたい。初めての欧州ということで、不安もある。先輩が非常にいい結果を残しているので、それを越えるのは簡単なことではないと思うが、なんとか先輩よりもいい結果を残し、日本に帰ってくるときには、F1に乗れるように頑張りたいと思うので、応援をよろしくお願いします」とのことです。
鈴鹿サーキットで行われたフォーミュラ・ニッポンのドライバーズ・オーディションでは、参加9名のドライバーの中で大嶋がトップタイムをマークしましたね。
ヨーロッパで活躍して、F1ドライバーとして日本に戻って来てほしいです。
先週おこなわれた「TOYOTA MOTORSPORTS FESTIVAL 2007」で会った時に、頑張りますよ!とオイラに答えてくれました。
楽しみですね~マカオでも勝ってもらいたい。

その他のTDPドライバーはと言うと、中嶋一喜はウィリアムズのレースドライバーに、小林可夢偉はダムスからGP2に参戦しトヨタのサードドライバーとなることが発表されています。
フォーミュラ・ルノー2.0 ユーロ&イタリアシリーズに参戦していた、ヘンキ・ワルドシュミットとアンドレア・カルダレッリは、ユーロF3シリーズにSGフォーミュラから参戦が決まっています。マーティン・ブロウマンはTDPを離れて個別の活動へ移るそうです。
国内でも、スーパーGT300クラスの菅生ラウンドで優勝した関口雄飛が、TDPを離れて個別の活動へ移るそうです。
GP2に参戦していた平手晃平と、全日本F3に参戦していた石浦宏明は、発表はまだありませんがフォーミュラ・ニッポンやスーパーGT500クラスなどのトップカテゴリー参戦が予想されます。
フォーミュラチャレンジ・ジャパンでは国本京佑がチャンピオンを獲得しましたね。今後の活動が楽しみです。