フォース・インディアがドライバーラインナップを発表。

2008-01-12 14:07:26 | Formula One
フォース・インディアはインド・ムンバイで行われたプレスカンファレンスで、2008年のドライバーを発表しました。
以前から決まっていると言われていたエイドリアン・スーティルが残留し、もう一人は経験豊かなジャンカルロ・フィジケラをレースドライバーに起用しました。テストドライバーにはトロロッソから移籍したビタントニオ・リウッツィが起用されます。

スーティルの契約が残っているため残留は確実だろうと言われていて、もう一つのシートを巡って、名前が知られている多くのドライバーをテストしていました。
フィジケラは経験と能力を買われたようですね。バーニー・エクレプトンは引退を勧めていましたが…
プレスカンファレンスでオーナーのビジャイ・マリヤがレースドライバーとしてフィジケラ、スーティルを紹介したそうですよ。

シート争奪戦にはラルフが諦め、モンタニーは諦め他のカテゴリへ参戦、バン・デル・ガルデも諦めWSRへ参戦、ロドリゲスは経験のあるドライバーには叶わないと、4名は諦めていました。クリエンについては良いパフォーマンスをしていたようですが、何故テストドライバーにもならなかったのか?他の上位チームのテストドライバーを務めることになるのか??動向が気になります。
そしてテストへの参加もさせてもらえなかった山本左近のシートがなくなりました。フォース・インディアのオーディションを受けるために、バルセロナ合同テストに姿を現していましたが…まだスーパーアグリがあるか!
今シーズンの左近はどこでレースをするのですかね?こちらも気になります。

同チームは今シーズンに向けて、チーム予算を大幅に増加したそうです。
昨年のスパイカーの予算はおよそ7,000万㌦だったそうで、今年の予算は1億2,000万㌦とのことで、他のチームと比べても引けを取っていませんね。
この予算、ドライバーラインナップ、将来開催のインドGPで結果を出すと言う目標、このチームは今までのMF1やスパイカーとは違うようです。結構強力ですよ!そしてトロロッソも!スーパーアグリ危うしか…

ビジェイ・マルヤのコメントです。「フォース・インディア・フォーミュラ・ワン・チームは重大なプロジェクトであり、その趣旨をドライバーラインアップの発表と同時に行いたかった。今、資金は問題ではない。我々にはチームをプッシュし方向性を見いだしてくれるようなドライバーが必要なのだ。ジャンカルロ・フィジケラとエイドリアン・スーティルというレースドライバーは、速さと経験のバランスが取れており、とても素晴らしいと思う。またトニオは、テストプログラムにおいて堅実なサポートを果たしてくれるはずだ。2008年シーズンに向けて、とても強力なドライバーラインアップを組めたと思っている」
さらに、インド人ドライバーのナレイン・カーティケヤンとカルン・チャンドックについては、「カーティケヤンはA1GPでの勝利を、チャンドックはGP2でのさらなる経験を積むべきだ。インド人ドライバーを反対しているわけではなく、実際、私は達成しなければならないものがあり、フィジケラとスーティルがそれをサポートしてくれるだろうと考えたのだ」とコメントしています。

エイドリアン・スーティルのコメントです。「フォース・インディアと再びシーズンを迎えられて本当に満足している。他のチームからの関心もあったけど、僕にとっては強い野心を持って成長するチームにとどまるチャンスを得たということは、僕のキャリアにおける今の段階ではとてもポジティブなこと。それに、ジャンカルロと一緒に働くチャンスを得たことにも本当に興奮している。彼はとても経験が豊富だしワールドチャンピオンシップを制したチームでドライブしていたんだ。その経験は僕にとってもフォース・インディアにとっても、学び、成長する素晴らしい助けになる」

ジャンカルロ・フィジケラのコメントです。「来るシーズンに向けてフォース・インディアに加入することをうれしく思う。ヘレステストでチームのプロ意識と献身さを目の当たりにしたんだけど本当に感動したんだ。彼らの目標を達成すべく僕の経験が役に立つことを願っているよ。誰もが考えるかもしれないこととは逆に、僕にとってこれが唯一のチャンスというわけではなかった。このチャンスが最高だったんだ。新しいオーナーたちの下、他のチームに引けを取らない予算を持つチームだから、旋風を巻き起こせると本気で思う。僕はやる気マンマンだし、フォース・インディアが定期的にポイントを獲得できるようサポートしていく準備はバッチリさ」

マシンについては、とりあえず「F8-VII」の改良型でシーズン序盤を乗りきようです。


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