ベッテルが次戦マレーシアGPで10グリッド降格ペナルティ!

2009-03-30 22:19:24 | Formula One
オーストラリアGPの終盤に、セバスチャン・ベッテルとロバート・クビカのクラッシュがありました。
そのクラッシュの原因を作ったとして、ベッテルに次戦マレーシアGPでの10グリッド降格のペナルティが下され、高額な罰金も科せられました。

FIAのスチュワードの判断は、ベッテルはペースの速いクビカから2位のポジションを守ろうとして接触を引き起こし、クビサをコースから押し出したというものでした。
さらには、ダメージを負ったマシンをすぐに止めずに走行を続けた事に対して、チームとドライバーに対し、5万ドル(約450万円)の罰金が科せられました。

セバスチャン・ベッテルのコメントです。「僕は2位という力強いポジションを走っていたんだ。それなのに、残り数周というところで僕はロベルトと愚かなレーシングアクシデントを起こしてしまった。僕がターンインしたときには、僕が前にいたんだ。でもコーナーでスピードを維持できなくて、ロベルトのほうが硬いほうのタイヤを履いていたので僕よりもずっと速かった。接触したときは彼が前にいたけど、僕は行き場を失ってしまい、マシンを止めることも右に曲がることもできなかった。そして僕はタイヤをパンクさせてしまったんだ。
これで僕たち2人ともレースを終えることになってしまって、残念だよ。彼を行かせるべきだった?僕たちはいつだって戦いたいと思うものなんだ。もしかしたら、彼を行かせて3位を取るべきだったかもしれない。でも、これも人生なんだ。僕は順位を守ろうとして、コーナーの半ばあたりまでは理性を保っていたけど、それからはグリップがなくて衝突を避けることができなかったチームにも、ロベルトにも申し訳なく思っているよ。僕だけでなく、彼のレースも終わってしまったからね。
チームはいい仕事をしてくれた。僕たちは冬の間に懸命に働いたので、マシンはとてもいいようだった。今日はペースも良かったから、全体的に見れば満足していいと思うね」とのことです。

ロベルト・クビサのコメントです。「本当にがっかりだよ!ジェンソンとセバスチャンはソフトタイヤで苦戦し、僕は硬めのコンパウンドで彼らよりも速くドライブできたから僕に優勝のチャンスがあったんだ。
セバスチャンはコーナーで膨らみ、早めにブレーキを踏んだ。僕はすでに前にいたけれど、彼は僕を前に行かせてくれなかったんだ。彼はアンダーステアがひどく、僕と接触してしまった。僕のフロントウイングはマシンの下敷きになり、ターン5でクラッシュしてしまったよ。
セバスチャンはかなり楽観的すぎたと思うんだ。最後のコーナーはよかったけれどまだ3周残っていたから、彼にはポジションを守る現実的なチャンスはなかっただろうね。だって、僕のほうがずっと速かったからさ。
この点までは僕たちは最高の週末を過ごしていたけれど、何も持たないでメルボルンを離れることになってしまった。本当に残念だよ!僕のマシンはとてもよかったんだ。特にセカンドスティントはベストラップを記録したからね。でも、これがレースなんだ」とのことです。