軽井沢高校 校長日記 2012・2013

軽井沢高校の様子を校長の視点から伝えたいと思います。ご愛読願います。

5月15日(水)学校設定科目「環境」についてなど 2013-030

2013-05-15 07:42:39 | 日記

 

  今年も長野大学の高橋先生にお願いしまして、理科の学校設定科目「環境」の授業の中で、講義と実習でお世話になります。

 本校の担当者は、今年赴任された林先生など理科の先生方です。

 今年の計画は以下のとおりです。

1 第1回 5月16日(木)3時限

  授業名 森の恵みを地域社会に活かす

  長野大学で作成した教材ビデオを視聴し、森の生態系サービスを地域社会の持続的発展に役立てる知恵を学ぶ。

2 第2回 5月28日(火)午前中 長野大学恵みの森での活動

  授業名 森の恵みを地域社会に活かす

  講師 高橋先生

  長野大学キャンパス内の「恵みの森」で行っている活動を紹介し、森の恵みを再生・活用する方法を体験的に学ぶ。

  長野大学まで出かけます。

3 第3回 6月20日(木)3・4時限 軽井沢高校周辺野外実習

  授業名 森の癒し効果を体験する 森の中の散策と植物観察

  講師 高橋先生

  身近な植物の観察を通じて、森の中での生き物同士の関わりを学ぶ。

  また、植物の形・色・香りを楽しみつつ、森の癒し効果について考える。

4 第4回 6月27日(木)3時限

  授業名 ツキノワグマの目から見た森の世界と獣害問題

  講師 高橋先生

  ツキノワグマは害獣として注目されることが多いが、私たちの生活をさまざまな場面でささえている森林の維持に大きく貢献している。

  クマを中心に生き物同士の不思議な関係を紹介し、野生動物との共存を考える。

  なお、今年の「環境」受講者は、3年生20名です。

  冒頭の写真は、昨年度、5月17日に長野大学にうかがい、高橋先生の講義を受けている生徒たちです。

  今までの取組は、以下の、「長野大学との連携事業」をご覧ください。

  http://www.nagano-c.ed.jp/karui-hs/11torikumi.html

 話は変わり、昨日の初任者研修についてです。

 3年生の現代文の授業を、今年採用となった東北信の国語科の先生方が授業参観しました。

 授業は、冒頭の約10分間、新聞のマンガとそれに対する意見文を題材にした読解力を問う問題を解き、その後、あの夏目漱石の「こころ」の授業に入りました。「精神的に向上心のない者はばかだ」というフレーズは、その昔高校生だった頃に、教材として学んだ私でも、いまだに覚えている有名なものですね。

 現代国語のなかで、1年生で『羅生門』、2年生で『山月記』、そして3年生で『こころ』を学ぶというのは、定番なんでしょうか。こうした世代を超えて、同じ教材を学ぶというのは、何か嬉しいですよね。例えば、親子の会話のきっかけにもできますし。

 私も、教頭先生と一緒に、授業を見させていただきました。国語科の斎籐先生も一緒に授業を見ていました。私は、欠席していた生徒の机を占拠し、1時間、生徒になったかのように授業を受けました。

 その後の授業研究会にも、私と教頭先生、斎籐先生と保健体育科の遠山先生も参加しました。

 授業では、池田先生の練りに練った補助プリントを併用しての授業に思わず引き込まれました。さらに、範読もすばらしく、その後の授業研究会でも、どうしたらあのような範読ができるのか質問も出たくらいです。

 また、個々の生徒に細かく配慮した授業内容に、参加者はきっと、今日からの授業のヒントがたくさんあったと思います。

 授業者の池田先生、本校においでいただいた先生方、お疲れ様でした。また、昨日の研修受け入れに、何かと協力していただいた本校の先生方にも改めて感謝申し上げます。

 

  


最新の画像もっと見る