いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

花の盛りを過ぎたシバザクラと皐月の鯉の吹流し

2010-05-04 01:22:35 | 散策
連休の五月晴れに誘われて川村記念美術館の「クルメツツジ」を見学してからの帰途、

「シバザクラを観に行かない?」

かみさんに誘われてから、御成街道(おなりかいどう)を東金(とうがね)方面へドライブです。
そこは、どこにあるのか・・・。
千葉市の乳牛育成牧場の近くにあるはず、との頼りなさ。

 ♪♪
  一日二杯の 酒を飲み
  さかなは特に こだわらず
  見学者が来たら 微笑んで
  十八番を一つ 聴かせるだけ

『時代おくれ』(作詞:阿久悠 作曲:森田公一 歌:河島英五)をもじって小声で歌うシバザクラは、千葉都市部と農村部の交流を図りながら、農業を振興することで、地域の活性化に寄与する目的で設立された「千葉市富田都市農業交流センター」に群生していたのです。

4年前の10月に、さつま芋掘りと落下(らっか)掘りに出向いた所でした。
でも、長男夫妻、孫達と「コスモス祭り」見学を兼ねて訪ねていながら、場所の名前は覚えていないし、シバザクラが栽培されていることなど、話題にも上らなかったのです。

  ♪♪
   目立たぬように はしゃがぬように
   似合わぬことは 無理をせず
   見学者の心を 見つめつづける
   盛り過ぎの シバザクラでありたい

秩父のシバザクラは花盛りシーズンですが、ここのシバザクラは盛りが過ぎていました。
センター入口の鯉のぼりたちは、爽やかな風を受けて気持ち良さそうに泳いでいます(写真)。
とは讃えても、元気一杯泳ぐ鯉のぼりたちの晴れ姿は明日、子供の日まで、ですね。

『時代おくれ』は、白鶴酒造株式会社の清酒「生酒」のCMソングとして、昭和61(1986)年に発表されています。

また、とある町内会の婦人部例会で、

「今月の合言葉にまいります。タンスにゴン、タンスにゴン」

参加している主婦達に向かって講師が誘導すると、

「亭主元気で、留守がいい」

と合唱する大日本除虫菊株式会社「金鳥」のCMが、流行語大賞銅賞を受賞した年。
デフレスパイラルが急回転し、不景気風が吹き荒れる今とは正反対のバブル景気真っ最中だった年のことです。

  ♪♪
   ねたまぬように あせらぬように
   飾った世界に 流されず
   好きな誰かを 思いつづける  
   時代おくれの 男になりたい

花の盛りを過ぎたシバザクラは、作詞家・阿久悠の時代感覚に刺激されて酔郷(すいきょう)をさ迷っています。
青春を謳歌しているセンターの鯉のぼりたちは、「皐月の鯉の吹流し」と先達が揶揄されてきたので、その名誉を挽回すべく『時代おくれの鯉のぼり』を目指して泳いでいるように見えます。
コメント
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