近頃ぼんやりテレビを視ている時間が多くなった。手元の文庫本で興味深い本は全部よんでしまったからである。思えば随分贅沢な老後を過ごさせて頂いている。平たく言えば最近の僕は「喰っちゃ寝の達」をやっている、ということである。
それはさておき、民放の子供向き番組と思われる番組がオソマツでみておれない。すぐに、喧嘩を始め、長い刀を振り回しての戦いがはじまる。そのうちに、突然大きな大砲が出てきてドーン打たれて敵が宙に舞い主人公の方が勝つという筋書きだ。多分子供の視聴率が高い番組が高く売れるからでしょうが、これでは、子供の情緒は育たない。数年後には子どもの凶悪犯罪の増加に生増されることになるであろう。
日本文化、特に幼児向けの伝統文化はどうなってしまったのだろう。江戸時代から、明治にかけて、恐ろしい勢いで世の中が変わったときは日本は一生懸命イギリスの真似をした。これがよかったとおもわれます。一方敗戦後は兎に角アメリカの真似に走った。これが失敗だった。アメリカ文化は我が国文化と真逆でまるで情緒がない。例を示めそう。小学校入学前に覚える子供の歌だが、「夕焼け小焼け」だ。
夕焼け 小焼けで 日が暮れて
山の お寺の 鐘がなる
お手て繋いで みな帰ろう
カラスと一緒に かえりましょ。
子供が帰った 後からは 丸い大きなお月様
小鳥が夢をみるころは、空にはキラキラ金の星
畦のたんぽぽ
一方最近の子供歌
ゲゲゲげげのげ
夜は墓場で運動会(インターネットで検索すると、この歌が流されているサイトへたどりつきます。)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます