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日本の風景 世界の風景

日本と世界各地の景観を、見直します。タイトルをクリックすると、目次(1)(2)(3)になります。

皇居

2007-07-21 | 世界地理
皇居を見たこともない日本人が多いとか

皇居は一度は行くべきである。東京駅からすぐ、歩いて10分である。
ディズニーランドには何度も行ったのに、皇居を一度も見たことがない、という日本人が多いそうだ。
皇居の中には、太田道灌の時代の自然が残っていて、学術的に貴重である。
ゆっくり、静かに、皇居内を散策したいものである。





新宿アルタ

2007-07-20 | 世界地理
新宿ALTAでタモリの「笑っていいとも」が作られていた

かつて新宿アルタ7Fスタジオで、タモリが「笑っていいとも」に生出演していたが、今でも新宿のアルタで「笑っていいとも」を制作しているのだろうか。
アルタの街頭TVは、20年前と変わらず、30秒TVCMをまとめて見せている。20年前と違っているのは、手前の公園である。かつて昼夜24時間若者であふれていた。デモ、アジ演説、ギターの弾き語り、若い男女の歓声、シンナーに脳を冒されて絶叫する少年など、とにかく賑やかではあった。
それが今ではホームレスの住まいになった。静かである。
かつてアルタの街頭TVを一番よく見ていたのは、待ち合わせた恋人をいつまでも待っている青少年であった。今、街頭ハイビジョンTVを一番よく見るは、公園のホームレスであろう。もしかしたら、20年前に恋人を待ち、今なおホームレスとして恋人の現れるのを待ち続けているのかもしれない。


南極大陸は寒冷化進行中

2007-07-19 | 世界地理
南極大陸は寒冷化が進行中

NASAの観測資料によると、1982~2004年の22年間では、南極大陸は温暖化が進んでいない。観測結果からは、南極大陸の寒冷化傾向が明確である。
南極の氷河が融けて海に流れ出すのは、南極大陸の温暖化のためではない。内陸の氷河が成長拡大し、海岸の氷河が押し出されるためである。

南極大陸が低温下傾向である。大陸縁辺の海洋部分で温暖化が顕著である。南極大陸縁辺の海洋が温暖化するほど水蒸気蒸発量が増え、南極大陸では降雪量の増加して、氷河が厚くなる。
南極大陸全体が温暖化する、とか、南極大陸から氷河が融けて世界の海面が上昇する、とかは、正しい表現ではない。
地球の温暖化は確実に進んでいる。しかし、海面の上昇するのは南極大陸の氷河の溶解が最大原因ではない。地球の温暖化が進むことにより、海水そのものの熱膨張で海面が上昇することが最大の原因である。




中越沖地震に東北電力救援隊集結

2007-07-16 | 世界地理
新潟県は東北電力の営業範囲だが、柏崎刈羽原発は東京電力
2007年7月16日の中越沖地震による停電は、柏崎市を中心に4万世帯。停電が長びくと、上下水道が構造的に破壊されて、使えなくなる恐れがある。電力は重要なライフラインである。
東北電力とユァテックの工事車両と専門作業員が、青森・岩手から、東北自動車道長者ケ原パーキングに続々集結した(16日19時)。
ここで夕食を食べて、高速道路を徹夜で走っても、新潟県柏崎などの作業現場到着は翌朝である。明朝、すぐ工事にとりかかることになりそうである。(2007.7.16)



地震直後、東京電力柏崎刈羽原発では原発3号機の屋外施設で火災事故が発生、原発の運転を緊急全面停止した。柏崎刈羽発電所は柏崎市と刈羽村にまたがる巨大原発(7基820万kw)である。今回の中越沖地震の震源は原発直下といえるほどの近さである。柏崎刈羽原発は建設基本調査の段階から建設用地付近に断層が存在し、地震の危険性が指摘されていた。
なお柏崎刈羽原発は東京電力所有であり、東北電力は一応は無関係である。しかし、原発の停止期間が長びくと、新潟県下のパナソニック、三洋、信越化学などへの電力供給は、東北電力が肩代わりすることも考えられる。



ブランド品を表参道で見て、軽井沢で買う

2007-07-15 | 世界地理
軽井沢プリンス・ショッピングプラザは200店舗
六本木ヒルズは230店舗、表参道ヒルズは93店舗、いずれも世界のブランド専門店が並んでいる。高価な、本物のA級品ブランドがわずかずつ展示してあり、見ることも触ることもできない。並みの収入の者には、とても買うことができない。大勢の見物人は、A級ブランド品を買う人物の、品定めをしている。

ブランド品に多少の傷があったり、売れ残って流行遅れになれば、値段は半値あるいはケタ違いに安くなる。それにバーゲンセールが重なると、元のブランド品とは信じられない安さになる。
表参道や六本木ヒルズで無理に高いブランド品を買わなくても、長野新幹線で軽井沢に来て、駅前アウトレットモールでB級ブランド品を安く買うことができ、新幹線往復1万1千円の元を取ることは簡単である。

西武グループが1993年から10年をかけ、軽井沢駅前に、ショッピングプラザつまり巨大B級アウトレットモールを開業した。西武の事業のうちでは大成功といえるだろう。
東京からの新幹線が軽井沢駅に到着するたびに、アウトレットモールの人口密度が即座に高くなり、各店舗の山積みされた商品がどんどん減っていく。(2007.5)


原宿表参道(06.02。開店1週間後)
老朽化した同潤会アパートの再開発事業として、商業地区と居住地区とを同じ建物に収め、商業地区にブランド店を集めた。そのテナント料で、建物の改築費用を支払う。設計は安藤忠雄、企画は森ビル。
一般の人は見たこともない値段のブランド商品ばかりである。買う客はわずかである。



軽井沢アウトレットモール(07年5月。開店前の9時45分)
新幹線が軽井沢駅に着くたびに、買い物客が流入する。200店舗もあるから、多分、欲しかった物は何でも買って帰るのだろう。ブランド品の安売りで客を集めている。買う側と売る側の熱気があふれている。






APA HOTEL

2007-07-15 | 世界地理
石川を本拠地とする北陸の巨大総合不動産会社
apaグループ企業は、全国にマンションとホテルを建設している。社長は元谷芙美子だが、実権は元谷外志雄会長にある。社長の好みで、会社のイメージキャラクターは田原俊彦になった。また、会長は安倍一族に興味があり、安倍首相後援会「安晋会」副会長を自認する。
新しいホテル(日本橋)、マンション(仙台)では、最上階に大風呂を設置し、一般に有料開放する。地震の時に大風呂の水が動き、静水における耐震構造の計算と異なる負荷が生じるが、ビルに損傷を与えないような強度の設計になっているそうである。(2007.6)



APAグループは石川県発祥地。APA金沢駅前ホテルはJR金沢駅を圧倒する。全456室、大風呂「玄要」は2階にある。APAグループは金沢市内に、金沢駅前、金沢片町、金沢野町、金沢中央の4ホテルを経営する。



APA軽井沢駅前ホテルは、新幹線軽井沢駅口にあり、全61室の小型ビジネスホテル感覚である。大風呂はない。客数の季節変動を考えれば、妥当な規模である。軽井沢はプリンスグループの領地であり、スキー場もゴルフ場もアウトレットモールも全部西武のものである。APAがそこにホテルを開業したということは、APAの政治的経済的実力もかなりのものである。







年末ジャンボ宝くじ

2007-07-13 | 世界地理
3億円と1億円が当たる年末ジャンボ宝くじ
2006年最後の運試し。浅草橋駅前の3台の宝くじ売り場のうち、サマージャンボで3億円の当たりくじを出した売り場には、長蛇の行列ができた。両側の売り場は1千万円の当たりくじを出したのに、誰も買わない。
3億円は5千万分の1の当選確率、1億円は1千万分の1の当選確率。いずれも限りなくゼロに近いのだが、誰かが当たる。それが自分自身であることを願い、真ん中の売り場におとなしく並ぶのである。
この年齢で3億円が欲しい、ということは家なし、預貯金なし、株券国債なし、年金少々の平均的都民である。今後の残された人生、白亜の高層マンションに住んで、これまでの不運な人生を帳消しにしたいと思っているのである。(2006.12)




巨神に大仏

2007-07-12 | 世界地理
治山治水(ブロンズ+大理石、養老山地羽根谷)



大船観音(セメント、大船駅前)


天女像(青銅、日本橋三越デパート)



阿弥陀如来(青銅、東京浅草)





如是姫(青銅、長野駅前)



大仏(青銅、鎌倉)



伊達政宗(青銅、仙台市青葉城址)
  

伊達政宗(セメント、宮城県岩出山)



大望の像(青銅、泉)



魂石(石、水俣)



二十三観世音菩薩(石、山寺)



平和の詩(青銅、川崎)



考える人(海津市南濃中学校)



百尺観音(磨崖仏、相馬)



母の像(青銅、靖国神社)



双葉観音(化学合成素材、仙台)



六地蔵(青銅、善光寺)




西郷隆盛の銅像

2007-07-12 | 世界地理
上野公園の西郷隆盛像
1877年、西南の役で自殺した西郷隆盛は、1899年の憲法発布にあたって名誉を回復した。明治天皇から、生前の業績に対して正三位が追贈された。同年、全国から広く寄付を集め、西郷隆盛の銅像を建設することが提案された。工事費見積りは、2万5千円であったが、寄付金総額は3万2千円を越えた。
本当は皇居が見える位置に建設する予定であったが、すでに名誉を回復にもかかわらず、政界有力者の反対が強く、上野公園に建設されることになった。

銅像建設実行委員長:横山輔紀
模型彫刻(西郷隆盛):高村光雲
模造彫刻(薩摩犬ツン):後藤貞行
台座工事:塚本靖
鋳造:岡村雪馨

銅像は、西郷隆盛が浴衣姿で愛犬ツンと散歩している姿ではない。普段着の西郷隆盛がツンを連れ、ウサギ狩りに向かう姿である。なお、ツンはメスの薩摩犬であったが、すでに死んで誰にも記憶がないため、海軍中将仁礼景範のオスの薩摩犬をモデルにした。
彫刻開始は1893年(明治26年)、完成除幕式は1897年(明治30年)である。










アルミ缶回収

2007-07-12 | 世界地理
上野不忍池のアルミ回収は猛暑の最中
午後4時、自転車にアルミ缶を満載した自転車があちこちから集まり、5分遅れてきたトラックにアルミ缶を売り渡していた。ゴミ袋1つ分で1000円。ホームレスはこのカネで冷房のきいた飲み屋で、ビールと冷や奴の至福の時を送るのであろう。それにしても、暑いというより、熱いと形容したい夕方であった。(2005.8)