Anteeksi.

すみません、ちょっといいですか。フィンランド留学の見聞録。

チェロ

2009-04-12 | 音楽
こちらの人は普段からON/OFFが徹底しているのか、それともイースター休暇は特別なのか。それは来週末まで分からないけれど、とにかく、この週末は誰も学校にいない。研究室だけでなく、学校そのものに全く人という人がいない。

というわけで、学校にチェロを持ってきた。家で弾くのはちょっと難しそうだったが、ここなら気兼ねなく音が出せそう。広々としたゼミ室のようなところがあり、そこで音出し。

うーむ。気のせいか、すごく良い音がする。気がする。なんかこれは、はっきり言って、今まで自分がチェロを弾いてきて、その中でも一番の良い音が出ている、気がする。
部屋の音響が良いということもあるけど、なんだか楽器そのものの鳴り方が全く別物のようだ。言ってみれば、水を得た魚のように、瑞々しい。 元々弦楽器は欧州の気候に適したものだから、そっちで弾くと音が違う、ということは話には聞いていたけれど、これが実感ということなのだろうか。この楽器もドイツ製です。
欧州でよく鳴っても、日本に帰るとあれ?みたいな話も聞くので、楽器がよく響いて楽しいのも今のうちだったりして。

まぁ何にせよ、チェロを連れてきて良かったと、心から思った。
少し余裕ができたら、オーケストラとか、チェロの先生とか、そういうのを見つけて音楽での交流も図りたい。


パン

2009-04-12 | 日常/思索
まだこちらに来て数日なので日本の味が恋しいということもなく、むしろフィンランドの味との再会を楽しんでもいる。

と言っても、大層な料理を作るわけでもないので、例えば主食に関して。

(左)
ライ麦パン。野菜とチーズ、ハムやサーモン等はさんで食べる。ちなみにこちらのマクドナルドには、ライ麦パンの商品もある。
(右)
Karjalanpiirakka(カリヤランピーラッカ?)。日本ではカレリアンパイ、カレリア風パイとか呼ばれるみたい。名の通り、カレリア地方(フィンランド南東部からロシアにかけて)の伝統料理だそうだが、ヘルシンキのスーパーのパン屋ではほぼ100%置いてある。最も気軽に食べられるフィンランド料理と言えそう。
これもライ麦がベースの生地で、ミルク粥を包み込んだようなもの。リゾットみたいな感じか。米とパンを一緒に食べるので、日本人にとってはちょっと変な感覚かもしれないが、まあまあおいしい。