(paivaは、päivä。タイトルにはフィンランド語フォントは出せないみたい。)
ヤパニ・パイヴァ。ジャパン・デー。日本の日。
日本文化を紹介する大々的なイベントが、ヘルシンキであった。面白そうなので、先日の日本語クラスで知り合ったフィンランド人の友人を誘って行ってきました。
今年は、フィンランドと日本の外交関係樹立90周年に当たるそうで、年間を通じて日本に関連する色んな催し物が精力的に行われるらしい。
東山魁夷展もやっているし、5月には能楽の一座も来て公演を行う。
そんな中、このJapani-päiväは、今年で12回目。年々集客数が増しているらしい。実際、フィンランドに来て、このような人混みに遭遇したのは初めて。毎年借りているこの会場では、来年は納まりきれないのでは、という話だった。
こんなイベントに来る人の言うことだから、多少のバイアスはあるだろうにしても、フィンランドでは日本文化への関心が近年とても高まっているそうだ。日本人としては、嬉しい限りだと素直に思う。もちろん、お客さんのほとんどは現地の人だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/82/963249999e983cadd81d1bbe4b6edc31.jpg)
市民館のようなところを借り切って、パラレルで様々な文化の実演や体験イベントが行われている。
思い出すままざっと挙げてみても、
寿司、焼き鳥、手打ちそば、弓道、剣道、居合道、薙刀、琉球古武術、能、生花、茶道、尺八、折り紙、書道、漫画、囲碁、パラパラ…
とまぁ、色々。これだけ一度にお目にかかれるのは、日本でもない。日本人でも普通に楽しい。
そして、ちょっと驚いたのは、日本から専門の人を招いているのかと思いきや、大半はフィンランドの人がフィンランドの人に日本文化を紹介する、という形になっている(日本からちゃんとした人が来ていたのは、手打ちそばと能楽師くらいか)。しかも、かなり本格的。つまり、それぞれの文化について、ちゃんとした組織、コミュニティがあるわけだ。
武術のデモンストレーション。西洋人が刀を振り回すのを見て、なぜかスター・ウォーズを連想。
当然、解説は全てフィンランド語なので、このお客さんたちは、武術には滅法疎い自分よりも剣道に詳しくなったに違いない。宮本武蔵の「五輪書」は、フィンランド語にも翻訳されているそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/3c/f63c656d16c61f8ccf882087f1079cb2.jpg)
フィンランド人に、日本名をプレゼントするというサービス(左)。ここは大変な人気で、行列ができていた。
ちなみに、この女性の名前はAnne(アンネ)。フィンランド人の名前はローマ字読みでOKなものが多いから、漢字に変換しやすいのだ。同じ外国人でも、ジョンとか、レオナルドとか、アレクサンダーとか、無理だし。
書いてもらったら、漢字マスターに、意味を尋ねる(右)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/49/0bdb26223ddd8353c736876998077bcb.jpg)
(左)書道マスターも、フィンランド人。
(右)手打ちそばの実演は、京都からのゲスト。勉強になりました。そして、やはり、うまかった!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/e6/76fdc5e0a99d86c2c117c668e78fa138.jpg)
日本語の本の古本コーナーもあり、日本語での読書に飢えていたところを、思いがけず安値で何冊か面白そうな本をゲット。
漫画販売コーナーはさすがに充実していた。それでも、こちらでは漫画が一冊で7ユーロほどもしたりする。一緒に行ったフィンランド人の子は、「やおい」という言葉を知っていた。
そういや、若干コスプレ大会の様相もあり、ピカチュウやらドラえもんから、まぁ何かのアニメのキャラクターと思しき衣装を召された方までいらした。
というわけで、色んな点において、総じて楽しめました。
最近何かでたまたま読んだのだけど、ちょっと昔にある日本の学者が、「世界で一番反日感情の強い国はどこか」を調べたら、それは中国でも韓国でもなく、なんと日本だったという、嘘のような本当の話。謙遜を通り越して、自虐になっているという話。
日本て、面白い国だなぁ。
ヤパニ・パイヴァ。ジャパン・デー。日本の日。
日本文化を紹介する大々的なイベントが、ヘルシンキであった。面白そうなので、先日の日本語クラスで知り合ったフィンランド人の友人を誘って行ってきました。
今年は、フィンランドと日本の外交関係樹立90周年に当たるそうで、年間を通じて日本に関連する色んな催し物が精力的に行われるらしい。
東山魁夷展もやっているし、5月には能楽の一座も来て公演を行う。
そんな中、このJapani-päiväは、今年で12回目。年々集客数が増しているらしい。実際、フィンランドに来て、このような人混みに遭遇したのは初めて。毎年借りているこの会場では、来年は納まりきれないのでは、という話だった。
こんなイベントに来る人の言うことだから、多少のバイアスはあるだろうにしても、フィンランドでは日本文化への関心が近年とても高まっているそうだ。日本人としては、嬉しい限りだと素直に思う。もちろん、お客さんのほとんどは現地の人だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/82/963249999e983cadd81d1bbe4b6edc31.jpg)
市民館のようなところを借り切って、パラレルで様々な文化の実演や体験イベントが行われている。
思い出すままざっと挙げてみても、
寿司、焼き鳥、手打ちそば、弓道、剣道、居合道、薙刀、琉球古武術、能、生花、茶道、尺八、折り紙、書道、漫画、囲碁、パラパラ…
とまぁ、色々。これだけ一度にお目にかかれるのは、日本でもない。日本人でも普通に楽しい。
そして、ちょっと驚いたのは、日本から専門の人を招いているのかと思いきや、大半はフィンランドの人がフィンランドの人に日本文化を紹介する、という形になっている(日本からちゃんとした人が来ていたのは、手打ちそばと能楽師くらいか)。しかも、かなり本格的。つまり、それぞれの文化について、ちゃんとした組織、コミュニティがあるわけだ。
武術のデモンストレーション。西洋人が刀を振り回すのを見て、なぜかスター・ウォーズを連想。
当然、解説は全てフィンランド語なので、このお客さんたちは、武術には滅法疎い自分よりも剣道に詳しくなったに違いない。宮本武蔵の「五輪書」は、フィンランド語にも翻訳されているそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/31/1c2afb24fdfbd6b1ac532ccef3cada8c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/3c/f63c656d16c61f8ccf882087f1079cb2.jpg)
フィンランド人に、日本名をプレゼントするというサービス(左)。ここは大変な人気で、行列ができていた。
ちなみに、この女性の名前はAnne(アンネ)。フィンランド人の名前はローマ字読みでOKなものが多いから、漢字に変換しやすいのだ。同じ外国人でも、ジョンとか、レオナルドとか、アレクサンダーとか、無理だし。
書いてもらったら、漢字マスターに、意味を尋ねる(右)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/4a/a1f81637a5add0d4c493c281f3c0892b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/49/0bdb26223ddd8353c736876998077bcb.jpg)
(左)書道マスターも、フィンランド人。
(右)手打ちそばの実演は、京都からのゲスト。勉強になりました。そして、やはり、うまかった!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/ed/d79a5f5327863601fcc1276ba7376cec.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/e6/76fdc5e0a99d86c2c117c668e78fa138.jpg)
日本語の本の古本コーナーもあり、日本語での読書に飢えていたところを、思いがけず安値で何冊か面白そうな本をゲット。
漫画販売コーナーはさすがに充実していた。それでも、こちらでは漫画が一冊で7ユーロほどもしたりする。一緒に行ったフィンランド人の子は、「やおい」という言葉を知っていた。
そういや、若干コスプレ大会の様相もあり、ピカチュウやらドラえもんから、まぁ何かのアニメのキャラクターと思しき衣装を召された方までいらした。
というわけで、色んな点において、総じて楽しめました。
最近何かでたまたま読んだのだけど、ちょっと昔にある日本の学者が、「世界で一番反日感情の強い国はどこか」を調べたら、それは中国でも韓国でもなく、なんと日本だったという、嘘のような本当の話。謙遜を通り越して、自虐になっているという話。
日本て、面白い国だなぁ。