Anteeksi.

すみません、ちょっといいですか。フィンランド留学の見聞録。

まとめーコンサート編

2010-01-10 | 後記
音楽鑑賞が、趣味の一つになった。

独断と偏見による、印象的だった演奏会のランキング。
特に旅先で聴いた場合などは、演奏以外の要素が少なからず入っていそう、悪しからず。それぞれ、日付・場所、オーケストラ、指揮者、曲目(メインのみ)の順で記載。

1.
2009年12月29日 ゲヴァントハウス(ライプツィヒ、ドイツ)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
リッカルド・シャイー
ベートーヴェン「交響曲第9番」

2.
2009年7月25日 モーツァルテウム(ザルツブルク、オーストリア)
ドイツ・カンマーフィルハーモニー
パーヴォ・ヤルヴィ
ベートーヴェン「交響曲第3番」

3.
2009年9月11日 シベリウスホール(ラハティ、フィンランド)
ラハティ交響楽団
ユッカ=ペッカ・サラステ
シベリウス「交響曲第3番」

4.
2009年7月26日 祝祭劇場(ザルツブルク、オーストリア)
ウィーン・フィルハーモニー
ニコラウス・アーノンクール
シューベルト「交響曲第9番」

5.
2009年8月11日 トゥルクコンサートホール(トゥルク、フィンランド)
マリインスキー劇場オーケストラ
ヴァレリィ・ゲルギエフ
チャイコフスキー「交響曲第5番」

と、こうして今ここで気が付いたことに、結局、地元の人たちによる、地元の作曲家の音楽が印象に残っているんだな、と。もちろんこのクラスのオーケストラ、あるいは指揮者になると、それぞれの音というのが当然あるのだけど、それとともに、各々の文化によって規定される音というのが、必ずその根底にある。絵画など他の芸術でも同じ。この一年で、そういうことが、とてもよく分かるようになった。
まぁもちろん、そう簡単に語り尽くせるはずのものであるはずはないので、今後も色々と外国のオーケストラを聴き比べてみたい。そんな楽しさに目覚めた2009年。でも日本だと、見物料高いんだろうな。やっぱり、新たな娯楽への新規参入には、経済的な意味での敷居の低さが重要。同じクオリティのものを日本で聞くとなると、恐らく数倍~十数倍のお金が要りそう。何にせよ、ヨーロッパに留学して、よかったよかった。うむ。

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