Anteeksi.

すみません、ちょっといいですか。フィンランド留学の見聞録。

帰国

2010-01-08 | 帰国
コペンハーゲン空港。ついにTokyoまで、あと一コマ。
待合いラウンジは、大半が日本人で、日本の新聞や雑誌も置いてあり、日本人の乗務員もいれば、日本語のアナウンスまで。もはや半日本。なんだか、変な感じ。



行きと同様、隣の座席にはチェロを頭を下にして突っ込み、固定。ふう。あとは野となれ山となれ。11時間後には、我が祖国の大地を踏むことになる。
自分でもびっくりしたのは、日本人の乗務員に話しかけられて、とっさに日本語が出て来ない。「ありがとうございます」より先に、KiitosかThank youが。フィンランドでも日本人コミュニティの間でそれなりに日本語を話していたけれど、それ以外の場所で日本語を使う意識が、どっか行っちゃってて、引き戻してくるのにちょっと時間がかかった感じ(と言うと大げさだけど、ほんのコンマ何秒かの話)。



というわけで、ついに、実に9ヶ月ぶりの日本に到着!戻ってきたか~しみじみ。

まず最初の感想は、あったかい。10℃くらいだったかな。これ、フィンランドだと、5月くらい、春先の気候。
それから、もわっとしてる。日本の冬は乾燥していると今まで思っていたけれど、フィンランドから帰ってくると、むしろ湿度を感じずにいられなかった。

両親が、いつの間にか買い替えた車で迎えに来てくれていたので、帰りは楽だった。にしても、色んな国に行ったけれど、やっぱりこんなに都心から離れている国際空港なんて無い。

さすがにヨーロッパの街並に慣れきっていたので、帰国後も数時間はなんだか妙な感じが続いていた。まぁ何より、こんなにたくさんの日本人、そしてあふれんばかりの日本語。いやぁ本当に帰ってきたんだなぁって、こんなの、一週間程度の海外旅行から帰ってきたくらいでは得られない感覚。そして、周りの人たちの言っていることが、苦労せずとも完璧に理解できる、てすごいことだな。それから、物価に関して、何もかもが安く感じる。

寿司と天ぷらを食べた。うまー。
そして9ヶ月ぶりに風呂に入った。最高。
日本に生まれて、よかったー!(山本高広風)

あと少しまとめ的なことを更新して、ブログを終わります。


コペンハーゲンにて

2010-01-07 | 帰国
ヘルシンキを発って、一時間半。コペンハーゲンでストップオーバーし、半日ほどぶらぶらしてみた。

と言っても、色々と考え事をしてしまったりして、あまり精力的に観光などする気にならず。ヘルシンキと東京の間の緩衝地帯のような感じ。もやもやを少しクールダウンしようと、特にあてもなく、ふらふらと街を歩いてみた。

 

これで北欧4ヶ国、一応、コンプリート。どの街にも、それぞれの色彩感がある。いわゆる北欧デザイン的なものを扱うお店がたくさんあり、でも、一口に北欧デザインと言っても、やっぱり国によってちょっとずつ違う。自分は詳しくないので、うまく言葉では表現できないけど。
あてもなかったはずなのに、有名な人魚姫の像に辿り着き、指差し確認。寒そう。



さすがに、おしゃれなカフェが並んでいる。適当にふらっと。こう周りが外国人ばかり(というか自分が外国人になること)なのももうすぐ終わり。



動き回ったのは観光地だったからかもしれないけど、人々の愛想がとても良かったのが印象的だった。

明日はいよいよ東京行き!

moimoi Suomi

2010-01-06 | 帰国
いよいよ、フィンランドとのお別れ。

朝早いにも関わらず、AnssiとOutiが車で空港まで送ってくれた。
去年の4月に、空港に迎えに来てくれたAnssiと会ったのが、まるで、昨日とは言わないが、先週くらいの出来事のように感じる。月並みすぎる言葉だけど、あっという間だった。お二人には、本当に、最初から最後までお世話になりました。

実は、12月の間は、フィンランドを去ることに関して、かなり感傷的な気持ちになっていたのだけど、ここ数日は、もう目前に迫った帰国に、ついに日本に帰れる!という興奮の気持ちの方が大きくなっていた。
だけど、二人とお別れして、セキュリティーチェックを抜けて、ゲート前でしばし搭乗待ちしていたら、なんだか急に力が抜けてきてしまった(まぁかなりの二日酔いのせいでもあるが)。

ちょっと今は、うまくまとめられないので、また落ち着いて考えてみたいと思う。

経由地のコペンハーゲンでストップオーバー、一泊した後、日本へ帰ります。