すずめ休憩室

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気の向くままにつづってみました。

崑崙の珠

2005年08月29日 | 漫画・本
漫画好きな私。子供の頃に秋田書店発行の「プリンセス」という漫画雑誌を愛読していたせいか、今でも秋田書店の漫画雑誌&コミックスをよく読みます。
雑誌だけでも「プリンセス」「プリンセスGOLD」「ミステリーボニータ」と3冊も読んでますがな。そして某トピで秋田書店のコミックスを宣伝しまくったり・・・実は秋田書店は私が支えているのよ(なんちゃって・笑)

「プリンセス」は低年齢化が進んだのか、雑誌として読むにはちょっと物足りない内容になってしまいましたが、秋田書店の漫画って結構いいのが多いのです。
でもイマイチ他の皆さんに知られていないのよね・・・残念。

そんな中から1つご紹介するのが、かつて「プリンセスGOLD」で連載されていた、長池とも子さんの「崑崙の珠」

時は古代中国、半人半妖の導師である主人公の鬼張と犬の姿を借りた風神・山揮が、ひょんなことから共に旅を続ける所から物語は始まる。
あてどもない旅・・・それは鬼張の贖罪の旅でもあるのだが、一話完結の形で進む物語は鬼張と山揮との間で何物にも替え難い絆を育んでいく姿と、旅の途中で出会う人々との微笑ましい話アリ、悲恋アリ、ほろ苦く切ない話アリと様々な形での人間ドラマを描いてくれている。

物語の中盤から後半にかけて、鬼張の過去と宿業が明らかになり、そして鬼張の異母兄であり彼を憎む冥府の転輪王との確執が明らかになっていく。冥府と現世という2つの舞台でストーリーは進んでいくのだが、終始一貫テンポ良く、だらけないままラストまで読ませてくれ、そして意外なラストにも驚き。

憎しみ続けることは悲劇しか産まない、でも憎む相手を許すという事はとても難しい、憎むのも自分の心、許すのも自分の心、そして相手を愛することも・・・。

全17巻、一気に読んでみて下さい。きっと感動できると思います。

そして私が最後に思ったこと・・・結局一番悪いのはお前じゃ~!閻羅王!!


長池さんは現在「プリンセスGOLD」にて「三国志烈伝-破龍」を連載されていますが、こちらはタイトル通り古代中国の三国時代、天下統一を狙う男達を描いた漫画です。まだ1巻のみですが、これから期待大の作品です。長池さんの描くカッコイイ男達の熱い熱い物語、堪能してみて下さい。


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