送電鉄塔の見える場所

稜線の向こうに消えてゆく鉄塔の列はどこへ続いているんだろう

苓北火力線 195-193号

2011-06-13 00:16:54 | 苓北火力線
195号へは萩尾大溜池の堰堤北端に上がる農道から右折して入る。でもこの道、入口付近は轍が完全にえぐれてしまっていて
4WDでないとちょっと無理。徒歩で行くことにした。上のほうはいい道なのに (´д`)



登りきると視界が開ける。海の見える敷地はこれでいくつ目だっけ、だんだん海岸線が近づいてきた。ここへ行ったのは11月初旬
だったから湿度があまり高くなくて天草まで見渡せた。熊本の沿岸部では春は黄砂、夏場はモヤが多くて、景色なんて全然期待
できないのですよ。まあ、季節感がズレているのは勘弁してくださいませ。

 

前回書いたように195号の航空障害灯は静電誘導方式なので鉄塔には機材の類は載ってない。上部には何かあるんだろうけど
下からじゃ分からない。鉄塔の上を見てみたいなぁ。登らなくても見えるような低い鉄塔ってないだろうかw
しかし午前の光で見る結界は明るい。夕陽を浴びている時のような艶っぽさはないけれどすっきり爽やかでこれも良いですね♪

次の194号へは細い山道を行く。傾斜の緩い下りだから楽勝~。小山を半分降りたあたりにぼうぼう茂った結界があった。



中に入れないというほどじゃない。でもクモの巣だらけだ。秋の大きなコガネグモの巣は意外に丈夫で簡単には振り払えない。
結界の外側はもう完全に藪。枝が伸びてきているから上部を撮ろうとすると写り込んでしまう。真っ赤に色づいたハゼの葉と鉄塔の
組み合わせは秋らしいからいいかー。青空とのコントラストは悪くない。涼しくて気持ちがいいのでなんでも許せてしまう気分。

 

ここで持ってきたお弁当を食べることにする。この日は代休だったんだけど姑には仕事のフリして家を出てきたんだよねw でないと
一日中鉄塔巡りなんてできないからさぁ・・・なんという不良ヨメw でもこれから行き先がもっと遠くなってきたらどうしようかな。
そろそろ送電線趣味を白状するべきかなぁ。
座り込んであれこれ考えていたら眠くなってきた。いいかげんで次へ行かないと。立ち上がってまた坂を下って行く。

          

193号はもうほとんど平地と言っていい。どんどん降りてゆくとミカン畑の向こうに姿が現れた。続きの鉄塔もほぼ同じ平面上に
並んでいるのが見える。先の方に頭だけ見えてるのは191号だ。191号については過去にレポートしてるけど古いケータイで撮った
画像はボロボロだしその後何度も再訪してるし、このシリーズ次の回で改めてレポートしますね^^;

 
        11月5日 老番側から結界を見る                   1月7日 同じ場所を若番側から

さて敷地にたどり着くと…なんだこれー!背丈より高く葛がもくもく絡まりあってて結界に突入するのは無理っぽい。チャレンジは
したんですよー。でもダメでした。かずらは潅木よりもタチが悪い。なので葛がすっかり枯れてしまった年明けにリベンジを敢行。
霜柱をざくざく踏んでついに結界中心に到達!\(^-^)/バンザーイ
枯れ草の塊に突っ込んでゆく自分を近所の方が訝しげに見ておられたようだったが知るものかw 通報されなくてよかったww

 

それでもやっぱり視界クリアな結界画像とはいかなかった。でもこれはこれで冬の味わいが出ているということにしといて下さい。


次回はどうしよう。去年見つけた廃線のことを書こうか、戦前の資料集的なものを入れるか。資料集だと写真もなんもない堅苦しい
回になっちゃうかなぁ。悩む。