ツイッター詐欺

（上記はイメージです。）

"ツイッターがらみの詐欺に注意"（読売新聞より）

引用～


　“つぶやき”で人気のＴｗｉｔｔｅｒ（ツイッター）で、詐欺メッセージやウイルス感染などのトラブルが起きている。つぶやきに書かれたＵＲＬは、安易にクリックしないほうがよい。（テクニカルライター・三上洋）


偽アカウントによる詐欺

ツイッターの偽アカウント。つぶやきにURLを書き、詐欺サイトへ誘導しようとしている（利潤目的で大量生成された偽Twitterアカウント：エフエキュアブログ）　ツイッターは、つぶやきを書くことで、コミュニケーションを楽しめるネットサービス。日本では今年に入って急激にユーザー数が増えている。ところが、ユーザーが増えるにつれて、様々なトラブルが発生している。

　ツイッター側では不正なＵＲＬの書き込みをブロックするなどの対策をとっている。しかし、短縮ＵＲＬサービスを利用した場合はブロックしにくい。このため、今でも詐欺サイトなどへ誘導する書き込みがある。

　また、スパムＤＭ（宣伝などの不要なダイレクトメッセージ）を勝手に転送させる手口もある。ツイッターでは、自分のつぶやきを登録して見てくれる人を「フォロワー」と呼ぶが、このフォロワーあてにスパムを自動転送してしまうという悪質なものだ。原因はメッセージに書かれたＵＲＬアドレスで、これをクリックすると別のサイトへ転送され、フォロワーに紹介する形でスパムＤＭが転送されてしまう。知らない人からのメッセージは警戒するだろうが、知り合いのアカウントでメッセージが届くため、ＵＲＬをクリックしてしまう人が多いだろう。

　もう一つ注意すべきは、ＩＤ、パスワードを盗み取るマルウエア（不正なソフトウエアのこと）だ。

マカフィーのブログによると、つぶやきに「我が家のビデオ」などと称してＵＲＬアドレスを書き込み、ユーザーを別のサイトへ誘導する。そのサイトではビデオを再生するためのコーデック（再生に必要な変換回路）を導入するように表示が出るが、これが「Ｋｏｏｂｆａｃｅ」というマルウエアなのである。

　「Ｋｏｏｂｆａｃｅ」は別のＳＮＳで流行していたマルウエアで、ＩＤとパスワードを盗み取るなどの被害が発生するもの。今年に入ってツイッターのＩＤ、パスワードを盗み取る亜種が出現しており、アメリカでは有名人のツイッターが乗っ取られるなどの被害が出ている。日本では目立った大きな被害は出ていないが、今後警戒する必要があるだろう。

ＵＲＬのクリックとパスワードの扱いに注意

　このようにツイッター関連のトラブルが増えてきたが、ツイッター自体が危険なわけではなく、悪用するユーザーが増えたことが原因だ。ほかのネットサービスでもそうだが、人気が出てユーザーが増えると、必ずと言っていいほど詐欺やマルウエア配布などに悪用される。ｍｉｘｉなどのＳＮＳ、ＹｏｕＴｕｂｅなどの動画投稿サービスでもそうだった。

　私たちユーザーが注意すべきは二つある。一つは安易にＵＲＬをクリックしないこと。つぶやき、ＤＭに書かれたＵＲＬアドレスは、できるだけクリックしないほうがいい。知らない人のＤＭはもちろんのこと、フォロワーからの返信、知り合いからのＤＭにも注意が必要だ。併せてウイルス対策ソフトの有害サイト対策機能を有効にしておきたい。

　もう一つの注意ポイントは、パスワードの扱いだ。ツイッターのパスワードは、ほかのサービスで使うパスワードとは別の数字、文字列にすること。これはツイッターに限ったことではなく、ネットサービスでのパスワードに共通する注意ポイントだ。というのは、各種ネットサービス、オンラインゲームなどのＩＤ、パスワードは、マルウエアや詐欺などで盗み取られる危険性があるからだ。ほかのサービスでも同じパスワードを使っていた場合、そちらも被害に遭う可能性がある。共通したパスワードを使わず、ネットサービスごとにパスワードを使い分けよう。

（2009年9月25日 読売新聞）

～引用

インターネット上で、新しい流行が生まれると、
必ずウイルスや詐欺サイトへの誘導がはじまります。
興味津々で楽しむ前に、これに対応できないと、
常に苦労する可能性が高いんですね。



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（調査員トリー）
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