取調べの可視化

取り調べ可視化、性犯罪は除外を…被害者支援側(読売新聞) - goo ニュース

～引用
　取り調べの録音・録画（可視化）を話し合う法制審議会の部会で、性犯罪で逮捕された容疑者の取り調べでも、全過程を映像や音声で記録する方向で議論が進んでいる。

　被害者を傷つける虚偽の供述も音声などとして残る可能性があり、被害者支援団体などは「警察に届けることをためらい、泣き寝入りする被害者が増える」と反発し、可視化の対象から外すよう求めている。

　「皆さんの妻や子供、孫が性犯罪被害に遭ったらと考えてください」。４月３０日に東京地検の会議室で開かれた第２６回の部会。被害者支援都民センター理事の大久保恵美子委員は、弁護士など他の男性委員らにこう訴えかけた。

　大久保委員は過去の部会で、性犯罪では容疑者の取り調べを録音・録画しないよう求めてきた。「映像や音声を保存したＤＶＤなどがあること自体、被害者は苦痛であり不安だ。警察に被害を届けることもできなくなる」と懸念したからだ。

　しかし法務省がこの日に示した試案では、可視化の対象から除外すると明記されなかった。

　警察庁幹部は「性犯罪の取り調べでは、容疑者が被害者をおとしめる虚偽の供述が珍しくない」と指摘する。取り調べの初期段階で「女性が誘ってきた」と事実に反する内容を供述し、自身を正当化する容疑者もいるという。このため現行の取り調べで取調官が供述を調書にまとめるのは、犯行を認めた部分が中心だ。容疑者が被害女性を傷つける発言をしても、後になって虚偽だと認めれば、取調官は容疑者の意向も踏まえ、調書には記載しない。

　当初は容疑を否認しても、取調官から犯行現場に残された証拠を突きつけられ、犯行を認める容疑者もいる。こうした場合、法廷で虚偽の発言を蒸し返すことは、ほとんどないという。

　しかし、性犯罪事件の取り調べが全過程で可視化されれば、取り調べ当初の心ない供述も記録に残る。さらに、裁判で、虚偽の内容を含んだ映像や音声が再生される可能性もある。

　性犯罪は、被害が潜在化しやすいとされる。内閣府が２０１１年に実施した調査では、無理やり性交された女性１３４人のうち、羞恥心などで誰にも相談しなかった女性が７割近い９１人に上った。



引用～

被害者のことを考えると性犯罪などの一部の取調べの可視化が苦痛を与えるというのは一理あるかもしれませんね。

ですけど、取調べを受ける容疑者も裁判で判決を言われるまでは犯罪者でもなく、人権も守られなければなりませんし

その争いを治めるために行われるのが裁判ですよね。




最近、取調べの可視化が問題となっているのは警察・検察の調書に無理やり容疑者に供述させたことや証拠に虚偽が紛れ込んでいる

為だったと思います。

日本の警察の検挙率が9割を超えるのも容疑者になった人間を確実に有罪にするために調書を作り上げているという話も耳にしましたが、そうだとすれば裁判をやる意味がないですよね。

裁判官は警察・検察の調書を信じて判決を出すのですから、有罪判決を受けるだけです。




当然、警察も最初は容疑者とする人間を何らかの根拠の元に逮捕するのでしょうが、それが間違っていたら認めないっていうのは

権力の横暴だと思います。




この記事で性犯罪での取り調べを可視化するなというのも容疑者＝有罪と決め付けているからだと思います。

もちろん、被害者の方は自分が被害を受けたとはっきりわかっているでしょうけど、判決という形でしっかりと

勝ちを得るなら、可視化は行われるべきだと思いますね。




警察・検察の人も人間であるので欲なり自尊心なりあるのはわかりますが

一番簡単なのは警察・検察が自分たちの既得権益を守ることではなく、問題を明らかにするために虚偽のない調書を作ってくれることですね。






（やすべ）

探偵興信所のＴ.Ｉ.Ｕ.総合探偵社／東京

探偵学校といえばＴ.Ｉ.Ｕ.探偵養成学校／東京



T.I.U.総合探偵社代表阿部の本「探偵裏事件簿」大好評絶賛販売中100円キンドル専用ダウンロード販売by amzon

目線からの撮影だからわかりやすい！ 眼鏡型カメラ 「SVR-30GLS（サングラス仕様）」を購入するなら Ｔ.Ｉ.Ｕ.運営のヤフーショップ防犯王で