私は漸く忌み地巡りを完結させることができた。彦根城町郵便局から南東へ向かう途中に奇妙な石があった。場所は園田自転車商会の斜向かい、Iさん宅の塀寄り。
暗がりで首なし地蔵のように見えたのは「腹痛石」であった。彦根見どころ散歩マップに彦根マニアックポイントとして紹介され「触るとお腹の痛くなる石。昔は巡礼の腰掛け石という名前だった。」との説明がある。
本町を抜けて久左の辻まで戻って来た時には日付けが変わろうとしていた。私は宿の大浴場で凍てついた体をゆっくりと温めた。そして目を閉じて「極楽、極楽」と呟いたのだった。
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暗がりで首なし地蔵のように見えたのは「腹痛石」であった。彦根見どころ散歩マップに彦根マニアックポイントとして紹介され「触るとお腹の痛くなる石。昔は巡礼の腰掛け石という名前だった。」との説明がある。
本町を抜けて久左の辻まで戻って来た時には日付けが変わろうとしていた。私は宿の大浴場で凍てついた体をゆっくりと温めた。そして目を閉じて「極楽、極楽」と呟いたのだった。
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