「館蔭の杜」を眺めつ つれづれに

窓外の森を眺めながら時々の想いを綴る

アクシデント重なる

2016年09月17日 | 日記
骨折して1週間、ゴルフ仲間の3人がわざわざ自宅まで見舞いに来てくれた。
少なくとも今シーズンは4人でのプレイができなくなったことを侘びながらも、感謝の気持で一杯だった。

生憎、妻も体調を崩して寝ていて応対もできず、偶々来てくれていた娘にお客様応対をして貰った。

仲間の一人から「皆、歳も歳だし、この際4人組の定期プレイは解消しよう」との声が出て何となしに暗黙の一致をみてしまった。
自分の骨折が原因となってこのようなことになってしまったことを申し訳なく思った。

お客様の帰った後、娘が妻を病院に連れて行くと言い出し、昼過ぎに手荷物をまとめて出かけて行った。
連休が続くので念のため救急病院で診てもらおうということだったが、4~5時間待っても帰ってこなかった。

夕方になって娘から「腸閉塞の診断で緊急手術することになった」との電話があり、動きのとれない自分は気が動転するばかりだった。
種々検査を行い、相当時間を要したが病状を特定できて、即手術の結論となったようだ。
骨折で動きが取れない自分は無念で斬鬼に絶えない心境であった。
この病気は相当苦痛を伴うと聞いていたが、事前にはその様子もなく信じられなかった。

夜になって、何とか病院に駆けつけると、手術中で2時間半程度かかるということであった。
10時過ぎに手術は終わり、そのまま集中治療室に入ってしまった。
「腸重積」という症状で、大人では珍しいが手術は成功したという医師の説明があった。
※腸重積(ちょうじゅうせき)は、服を脱ぐ時の袖の様 に、腸が腸そのものに入っていってしまう病気。最悪の場合は腹膜炎を起こして危険・・・・
一般病棟に移るまでは家族も特段のことがない限り面会もできないということで、妻の顔を見てから娘とともに自宅に戻ってきた。

娘の危機感をもった判断による半ば強引な行動と、救急病院で医師が居合わせ、休日にも関わらず緊急手術ができたことは不幸中の幸いであったと思っている。


それにしても、良くないことは重なるものだ。
こんな時に身動きのできない自分が無念で眠られない。