「館蔭の杜」を眺めつ つれづれに

窓外の森を眺めながら時々の想いを綴る

木の枝にとまる雉

2015年03月28日 | 日記
気象庁発表の「仙台のウグイスの初鳴き」は確か3日月23日だったが、館蔭の杜では1週間ほど早い17日だった。
観測地点の違いだろうが、市内より気温が低いとされる館蔭の杜の方がどうして早いのだろうか。
きっと、館蔭の杜で春を感じた雉たちが、中山峠を超えて仙台に出掛けて行ったのではないだろうか。

ウグイスの姿を写真に写そうと杜を眺めていたら、遠くの木の枝に大き目の鳥がとまっているのが目についた。
雉のオスだった。
雉のオスはとても毛並が美しく、真っ赤なトサカに特徴があるのですぐに分かった。



それにしても、雉が木に止まっているのは余り見たことがない。しばらく動かずにじっとしていた。
具合でも悪いのかと少し心配になったが、5~6分して左に向きを変えた。



近くでチッ、チッと鳴く声が聞こえた。メス雉は雛鳥を連れて歩く時、いつもチッ、チッと鳴く。

姿は見えないが、館蔭の雉たちに雛が誕生したのではないか。お父さん雉が木の上からそれを見守っていたのではないだろうか。

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少しして、田起こし前の見回りに来たおじいさんが畔道を歩いて近づくと、雉鳥は飛び降りて藪の中に姿を消した。


館蔭の杜の本格的な春はもう間近だ。