
カンナ
水無月に葉を広げゆき神無月に花時仕舞ひゆくかカンナは 丹人 長月に茎ぐいぐいと天...

秋紅
天おほふ百日紅の眩しさにまなこ落とせば地に藍の花 丹人 藍蓼(あひたで)の花くれ...

小紫 →(訂正) 紫式部
実をつける頃にあれどもわが宿のコムラサキ咲く秋雨の中 丹人 ↓ 実をつける頃にあれどもわが...

龍胆
野の虫に身を削らるるリンドウの花むらさきのやさしかりけり 丹人 北京五輪 八月二十...

蚤の衾
ちひさくて白き花弁の十枚のいとすがすがしノミノフスマぞ 丹人 釧路を旅する七月二十八...

屁糞葛
清くあれと思へど屁も出クソも出る吾(あ)を笑ふクソカズラ花かな 丹人 北京五輪 八月...

凌霄花
一本の高木の上にあかあかと燃ゆる炎のノウゼンカズラ 丹人 北京五輪 八月十五日 金...

朝顔 <落花>
昨朝に薄紫の朝顔の今朝くれなひの拳となりて 丹人 北京五輪 八月十四日 木曜日 競...

朝顔 <青絞り>
旦(あした)なる光射し込む吾が庵の朝顔の青いよよ深かり 丹人 北京五輪 八月十三日 ...

山百合
山百合の花を彩る黄金の筋描きゆく火水木の字 丹人 北京五輪 八月十二日 火曜日 体...