
震災歌集
長谷川櫂の震災の歌の哀しけり「まえがき」読みてまさにさなると 丹人 はせがわかいの し...

千星集
奈良の世の「万葉集」に対抗し作す平成の「千星集」かな 丹人 吹く風に戸惑ふ我よ 通り...

夢・人間万葉歌
夢は砕けて夢と知り 愛は破れて愛と知り 時は流れて時と知り 友は別れて友と知り ...

勿負・泉水菩薩
秘めもてる夢追ひかける君なれば贈る言葉は一つ「負けないで」 丹人 爽やかな風を残して...

相聞<昨日今日明日>
昨日 今日 明日はおんなじ日じゃなくて 一秒あれば変わりゆく、今 乃姫 11/2 昨日 今...

惜秋<島秋人歌集>
ゆく秋を惜しみて開く死刑囚島秋人氏の遺愛集かな 丹人 けふは立冬なり ゆく秋を惜しむお...

里の秋<戯詩>
栗の実を煮る囲炉裏火の明るくて母とほほゑみゐる里の秋 丹人 「里の秋」とふ歌あり 斎...

吾亦紅・すぎもとまさと
盆参りできぬ不甲斐を侘びながら亡母(はは)たずね行く山裾の秋 丹人 たらちねの母の墓前の...

相聞<クレーム>
下野に幸姫あり 姫の舞露倶にて予が湖面渡したるに姫のかへして相聞となるもをかし --------...

相聞<大小>
大いなる管理の下で私たち小さな自由を楽しんでいる 乃姫 大いなる乃姫の歌に我が胸は小さ...