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書道 直庵(筆耕所)

王羲之 蘭亭序 (一)



謎に満ち惹かれて止まぬ書のありてそれ王羲之の蘭亭集序 丹人

なぞにみち ひかれてやまぬ しょのありて それおうぎしの らんていしゅうじょ




ここに掲げるは
昭和五十九年 予の齢二十八なる時に
蘭亭序(唐馮承素本)を臨したるものなり


























予 十代なる時は
蘭亭序の文字が佇まひのやや端正さに欠けると見て
そのよろしさを感じることなく 時のうち過ぎてゆけり
欧陽詢「九成宮醴泉銘」の端正整美なる書こそよろしきとおもひていたり

されど
二十代に入りて
王羲之の書に徐々に惹かれてゆきにけるかな
それ 予が書の見方の変化したることが要因なり
書は文字が形の端美の追求のみにあらずして
運筆の妙 線の太細の妙 変幻極まらぬ結体の妙こそ重要であり
それが書の本質なりと捉へはじめたがためなり

以後 数回に亘り
予が蘭亭序へのおもひと
蘭亭序が謎への解明への道程を
記していかんとおもひぬるかな



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コメント一覧

あかひと
かへし
あかし君

ブログ更新ままならずして
しばらく開かずにいたりしも
けふ 開きてみれば
有難きコメントありて
うれしさこみあげてきたれり

外は冷たき雨の朝より打ち続きて
降りいたるも
心にあたたかきもの満ち満ちてくるも
いとをかし

さて
来年睦月より上野なる東京国立博物館にて
王羲之展の開かるること
初めて知りたり

かつて
北京なる紫禁城
台北なる故宮博物院にて
羲之の書をいくつか観たるも
睦月の展覧の是非に見たしとおもふ
心の高まりたる

もし都合のつかば
久方ぶりにあかし君とお会ひして
みたき思ひのいよいよ高まりたる

わが携帯メールのアドレスはf.nat230104
その後に
アットマークの入りたる
その後は
どこもどっとえぬいーどとじぇいぴーなり

一度メールをいただければ
いとありがたし


頓首
あかし
王羲之展
先生 ご無沙汰いたしております。

徐々に寒さの感じられる季節になってまいりましたが、
いかがお過ごしですか。

私事ではございますが、
本日新聞を読んでおりましたら、来年の1月から上野の
国立博物館で王羲之展が開かれるという記事が目に
とまりました。

そして先生のブログを思い出しました。
書のことは全くわからない私ですが、綺麗であり、またその整いすぎない様にむしろ人間的な美しさを感じるものです。

お忙しい中、毎日とは思いますが、
先生は展覧会に行かれる予定はございますか。

書の展覧会ははじめてですが、私は是非足を
運んでみようと思っています。
そのきっかけをお与えくださいまして、
大変ありがとうございました。

朝夕、大分冷えてまいりましたので、どうかお風邪
など召さぬよう、ご自愛ください。

それでは失礼いたします。



お幸
惹かれる
行草体の古法帖を
そのまま臨書するのが難しくて

20代の蘭亭序ですかぁ
とても惹かれます
お手本に臨書して見たいと思えてきました

書っていいものですねえ
見るだけでも楽しい
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