
2年ほど前、長野に旅行したときに道の駅で見つけた「ワッサー」という果物。一見ネクタリンのように見えるが、表面には桃のようにうぶげがある。そして、果肉は意外と固くしっかりとしている。切ると中は黄色で桃のように赤い筋が入っており、サクサクとした歯ごたえある食感。味はネクタリンの酸味を取って桃の香りをプラスしたような味で、酸味少なくあっさりした甘さ。桃やネクタリンのようにジューシーではなく、かぶりついても汁がこぼれたりはしない。
この「ワッサー」、長野県須坂市で白桃とネクタリンが自然交配してできたという新しい果物。平成2年に品種登録されたばかりだそうだ。自然交配というところがすばらしい。桃とネクタリンを一緒に育てていた農園で偶然にできたんだとか。
まだ作っている農園が限られているので、生産量が少なく、一般に流通するものではないので、この辺のスーパーや八百屋さんでは見かけない。食べたければ長野の農園から直接お取り寄せするしかない。(もしくは、長野に買いに行くか!)
というわけで、お取り寄せ。注文できる期間も限られている。7月下旬~8月中旬に収穫できるので、この時期を逃すと注文できない。今回頼んだのは3kg。段ボール箱に13個入っていた。

表面は赤い色をしていて、見た目はネクタリンにそっくり。でも触ると食感がぜんぜん違う。
ネクタリンはワックスがかかったようなベタッとした感じがあるが、ワッサーには産毛が生えているので、ほわほわとした、まさしく「桃」のような手触りだ。
しかし、実は固い。ネクタリンよりもしっかりとしている。
ああ、そうだ。この感じはカナダで売ってた「ピーチ」に似てるなぁ。一般的に「ピーチ」は「桃」であり、日本で「桃」というと、やわらかく白い果肉の「白桃」を思い浮かべるが、カナダ(おそらくアメリカでも)で「ピーチ」といえば黄色い桃のことをいう。
たぶん、桃の缶詰になってるやつかな?
生の「ピーチ」はネクタリンよりひとまわり小さくて(といっても、カナダで売ってるネクタリンも日本で売ってるのよりはひとまわり小さかったが・・・)、表面にうぶげが生えている。表皮も果肉も黄色。
この「ピーチ」で「ピーチパイ」を作るのだ。おそらく、白桃でピーチパイを焼いても水っぽくておいしくないだろう。果肉がしっかりとしていて適度に酸味のあるあのピーチだから、おいしいパイになるんだろう。

というわけで、ワッサーパイを焼いてみました。
本当はパイシートを上にもすっぽりとかぶせて、真ん中に蒸気抜きのための切り込みを入れて焼くんだけれども、ちょっとパイ生地が足りなくなってしまったので、格子状に並べてみました。
でも、やっぱりこれじゃあ乾燥しすぎのようで・・・。
ちゃんとケチらずにもう一枚パイシートを用意すればよかった。
生のワッサーをどっさり3個分使用。
砂糖とレモン汁を混ぜてパイ皿に投入。焼いてるうちにジュースがあふれでてきて、ちょっと砂糖を控えめにしたので水っぽくなってしまった。
もっとジャムを作る時のように砂糖を大量にいれないと、トロみはつかない。
あるいは、スターチを入れるか。
参考にしたレシピでもスターチを入れろと書いてあった。が、スターチがなかったので(片栗粉じゃちょっと違うよなぁ~と思ったし)スターチなしで作ったら、やっぱりジュースが煮詰まらずにジューシーすぎる出来に。
しばらくおいてて冷めたら固まるかと思ったが、冷めてもジューシーなパイだった。
おかげで、底のパイ生地はひたひたにジュースにひたってしまい、ちょっとドロッとした感じになってしまったが、その分、ワッサーはフレッシュ感があふれて超うまい!
ジャムほど甘くなく、生より適度にやわらかくなっていて、最高にうまい!
だったら、パイではなく、オーブンでグラタンみたいに焼けばよかったか??
いやいや。
来年、またお取り寄せしたら、今度はちゃんとスターチも入れてパイを焼いてみよう。
ジャムにしてもおいしそうだな。でもジャムにしてしまうのがもったいない・・・。
ワッサー3個分のパイはあっという間になくなりました。
この「ワッサー」、長野県須坂市で白桃とネクタリンが自然交配してできたという新しい果物。平成2年に品種登録されたばかりだそうだ。自然交配というところがすばらしい。桃とネクタリンを一緒に育てていた農園で偶然にできたんだとか。
まだ作っている農園が限られているので、生産量が少なく、一般に流通するものではないので、この辺のスーパーや八百屋さんでは見かけない。食べたければ長野の農園から直接お取り寄せするしかない。(もしくは、長野に買いに行くか!)
というわけで、お取り寄せ。注文できる期間も限られている。7月下旬~8月中旬に収穫できるので、この時期を逃すと注文できない。今回頼んだのは3kg。段ボール箱に13個入っていた。

表面は赤い色をしていて、見た目はネクタリンにそっくり。でも触ると食感がぜんぜん違う。
ネクタリンはワックスがかかったようなベタッとした感じがあるが、ワッサーには産毛が生えているので、ほわほわとした、まさしく「桃」のような手触りだ。
しかし、実は固い。ネクタリンよりもしっかりとしている。
ああ、そうだ。この感じはカナダで売ってた「ピーチ」に似てるなぁ。一般的に「ピーチ」は「桃」であり、日本で「桃」というと、やわらかく白い果肉の「白桃」を思い浮かべるが、カナダ(おそらくアメリカでも)で「ピーチ」といえば黄色い桃のことをいう。
たぶん、桃の缶詰になってるやつかな?
生の「ピーチ」はネクタリンよりひとまわり小さくて(といっても、カナダで売ってるネクタリンも日本で売ってるのよりはひとまわり小さかったが・・・)、表面にうぶげが生えている。表皮も果肉も黄色。
この「ピーチ」で「ピーチパイ」を作るのだ。おそらく、白桃でピーチパイを焼いても水っぽくておいしくないだろう。果肉がしっかりとしていて適度に酸味のあるあのピーチだから、おいしいパイになるんだろう。

というわけで、ワッサーパイを焼いてみました。
本当はパイシートを上にもすっぽりとかぶせて、真ん中に蒸気抜きのための切り込みを入れて焼くんだけれども、ちょっとパイ生地が足りなくなってしまったので、格子状に並べてみました。
でも、やっぱりこれじゃあ乾燥しすぎのようで・・・。
ちゃんとケチらずにもう一枚パイシートを用意すればよかった。
生のワッサーをどっさり3個分使用。
砂糖とレモン汁を混ぜてパイ皿に投入。焼いてるうちにジュースがあふれでてきて、ちょっと砂糖を控えめにしたので水っぽくなってしまった。
もっとジャムを作る時のように砂糖を大量にいれないと、トロみはつかない。
あるいは、スターチを入れるか。
参考にしたレシピでもスターチを入れろと書いてあった。が、スターチがなかったので(片栗粉じゃちょっと違うよなぁ~と思ったし)スターチなしで作ったら、やっぱりジュースが煮詰まらずにジューシーすぎる出来に。
しばらくおいてて冷めたら固まるかと思ったが、冷めてもジューシーなパイだった。
おかげで、底のパイ生地はひたひたにジュースにひたってしまい、ちょっとドロッとした感じになってしまったが、その分、ワッサーはフレッシュ感があふれて超うまい!
ジャムほど甘くなく、生より適度にやわらかくなっていて、最高にうまい!
だったら、パイではなく、オーブンでグラタンみたいに焼けばよかったか??
いやいや。
来年、またお取り寄せしたら、今度はちゃんとスターチも入れてパイを焼いてみよう。
ジャムにしてもおいしそうだな。でもジャムにしてしまうのがもったいない・・・。
ワッサー3個分のパイはあっという間になくなりました。