今日は、久しぶりに飲食店を一軒紹介しよう。今回紹介するのは、"Sun Etoile"(サンエトワール)、である。JR舞子駅改札口出てすぐ左に店舗を構える、カフェ・ベーカリーである。なかなか良い店で、用事で舞子へ足を運んだ際、たまにここで昼食をとる。
最初は、よくある駅構内の喫茶店かと思い目もくれなかった。ある時ふと店内に目を遣ると、パンが陳列されているのを見た。たまたま昼食をとらないまま舞子を訪れていた故、お試しがてら店に入った。
店内に入ってまず気になったのは、店内スペースのデザインである。この店は、舞子駅二階の片隅の細長く狭い場所に、店舗を構えている。無理矢理押し込められていると言っても言い過ぎでないぐらい、非常に微妙な場所に店はある。立地の性格故か、店内は、非常にいびつな形をしている。
店に入ると、長方形の通路が奥のレジカウンターまで続いており、入口から向かって左側にカウンター状の客席が並び、右側にパンの陳列台が壁沿いに設置されている。レジカウンターの横からさらに左へ曲がる狭く短い通路があり、窓際に沿って再びカウンター席が並ぶ。そして、その通路を抜けると今度は右に通路が広がり、窓際にカウンター席が、壁際にギリギリ二人分のテーブルが何卓か並んでいる。
*店内の一こま。店で最も見晴らしの良い通路の、壁際の席から撮影。
客席配置だけでみれば、店内は、S字を描いている。通路は狭く、入口からレジまでの通路以外の残りの二通路は、人一人通るのがやっとの狭さである。身動きが取り難いほど狭い店舗設計故か、スペースを無駄なく使おうとしているのがよく分かる。二台あるレジの間にまで、パンの陳列台が置かれている。
しかし、窮屈さを感じさせないように、店舗は設計されている。店は、舞子駅南側にあり、明石海峡を見渡す場所にある、その利点を活かして店の南側を窓ばりにしている故、店内は非常に明るく、全く閉塞感を感じない。レジ前の通路を除き、全ての客席が海側に向けられているので、眼前は、明石海峡と大橋の絶景が広がる。内装も優しい色で統一されている故、居心地は大変良い。
*同じ通路のカウンター席から明石海峡を望む。曇りの日に撮影したので写りは良くないが、見晴らしは結構良い。
さておき、肝心のメニューに話を移すと、これまた中々良い。ベーカリーなので、当然ながら、パンのメニューは豊富である。オリジナリティに溢れ、この店でしか食べられなさそうなものも多い。また、季節限定の、中々趣深い商品もある。味も、決して悪くない。むしろ、美味しい。焼き上がりの時間に入店が重なれば、焼き立てのパンを味わえる。
さらに、カフェでもある故、この店はドリンクも扱っている。メニューはそれほど多くないが、珈琲にこだわっているのがよく分かる。出来るだけ多くの人にブラックで飲んでもらえるように味を作っているのは、珈琲の素の味を楽しんでもらいたいという姿勢の現われであるから、評価出来る。
全体的に酸味重視で且若干薄めだが、後味の仄かな苦味をアクセントにし、なかなか味わい深い仕上がりになっている。飲み易いがきっちり味が作られており、拙者のような苦味重視派でも満足出来る味である。それでいて、珈琲が苦手な人でも、これならブラックで飲めそうである。さすがにこだわっているだけのことは、ある。
お試しのつもりだったが、一回行っただけで、結構気に入ってしまった。それ故、上述した通り、時折この店で昼食をとっている。海の景色を眺めながら、美味しいパンと珈琲に舌鼓を打つ。この店は、なかなか良い時間を過ごさせてくれる。とにもかくにも、駅の店はあながちバカには出来ないものだと思わされた。舞子駅へ立ち寄られた際は、一度訪れてみてはいかがだろうか。ちなみに、持ち帰りも出来る。
*メニューの一例。
*こちらは、秋限定の「梨のパン」である。結構美味であった。
最初は、よくある駅構内の喫茶店かと思い目もくれなかった。ある時ふと店内に目を遣ると、パンが陳列されているのを見た。たまたま昼食をとらないまま舞子を訪れていた故、お試しがてら店に入った。
店内に入ってまず気になったのは、店内スペースのデザインである。この店は、舞子駅二階の片隅の細長く狭い場所に、店舗を構えている。無理矢理押し込められていると言っても言い過ぎでないぐらい、非常に微妙な場所に店はある。立地の性格故か、店内は、非常にいびつな形をしている。
店に入ると、長方形の通路が奥のレジカウンターまで続いており、入口から向かって左側にカウンター状の客席が並び、右側にパンの陳列台が壁沿いに設置されている。レジカウンターの横からさらに左へ曲がる狭く短い通路があり、窓際に沿って再びカウンター席が並ぶ。そして、その通路を抜けると今度は右に通路が広がり、窓際にカウンター席が、壁際にギリギリ二人分のテーブルが何卓か並んでいる。
*店内の一こま。店で最も見晴らしの良い通路の、壁際の席から撮影。
客席配置だけでみれば、店内は、S字を描いている。通路は狭く、入口からレジまでの通路以外の残りの二通路は、人一人通るのがやっとの狭さである。身動きが取り難いほど狭い店舗設計故か、スペースを無駄なく使おうとしているのがよく分かる。二台あるレジの間にまで、パンの陳列台が置かれている。
しかし、窮屈さを感じさせないように、店舗は設計されている。店は、舞子駅南側にあり、明石海峡を見渡す場所にある、その利点を活かして店の南側を窓ばりにしている故、店内は非常に明るく、全く閉塞感を感じない。レジ前の通路を除き、全ての客席が海側に向けられているので、眼前は、明石海峡と大橋の絶景が広がる。内装も優しい色で統一されている故、居心地は大変良い。
*同じ通路のカウンター席から明石海峡を望む。曇りの日に撮影したので写りは良くないが、見晴らしは結構良い。
さておき、肝心のメニューに話を移すと、これまた中々良い。ベーカリーなので、当然ながら、パンのメニューは豊富である。オリジナリティに溢れ、この店でしか食べられなさそうなものも多い。また、季節限定の、中々趣深い商品もある。味も、決して悪くない。むしろ、美味しい。焼き上がりの時間に入店が重なれば、焼き立てのパンを味わえる。
さらに、カフェでもある故、この店はドリンクも扱っている。メニューはそれほど多くないが、珈琲にこだわっているのがよく分かる。出来るだけ多くの人にブラックで飲んでもらえるように味を作っているのは、珈琲の素の味を楽しんでもらいたいという姿勢の現われであるから、評価出来る。
全体的に酸味重視で且若干薄めだが、後味の仄かな苦味をアクセントにし、なかなか味わい深い仕上がりになっている。飲み易いがきっちり味が作られており、拙者のような苦味重視派でも満足出来る味である。それでいて、珈琲が苦手な人でも、これならブラックで飲めそうである。さすがにこだわっているだけのことは、ある。
お試しのつもりだったが、一回行っただけで、結構気に入ってしまった。それ故、上述した通り、時折この店で昼食をとっている。海の景色を眺めながら、美味しいパンと珈琲に舌鼓を打つ。この店は、なかなか良い時間を過ごさせてくれる。とにもかくにも、駅の店はあながちバカには出来ないものだと思わされた。舞子駅へ立ち寄られた際は、一度訪れてみてはいかがだろうか。ちなみに、持ち帰りも出来る。
*メニューの一例。
*こちらは、秋限定の「梨のパン」である。結構美味であった。