Layla and Other Assorted Love SongsWarner Bros.このアイテムの詳細を見る |
もう少々時期が過ぎてしまったが、最近コブクロがCMでこの曲のカバーを歌っているのを見て、相変わらずカッコいい曲だと改めて思った。そこで、今から四年ほど前に書いた記事ではあるが、いくらか書き直して再掲しようかと思う。
さておき、知っている方もおられようが、コブクロがペプシのCMで歌っているのは"Derek and the Dominos"(以後、デレク)の"Layla"である。言わずとしれたエリック・クラプトンが1970年に結成したバンドの代表曲、である。日本では、「いとしのレイラ」(以後、レイラ)という邦題でも知られている。
デレク自体は、クラプトンがヴォーカルとして開眼したバンドとして知られる他方、メンバー間の衝突が絶えず1971年には解散してしまった。その結果、出したアルバムは、実質的にたった一枚だけになってしまった(解散後に発売されたリバイヴァル版を除く)。レイラは、そんなデレク唯一のアルバムの表題にもなった曲である。
それにしても、なんともインパクトの強い曲、である。クラプトンは、当時恋い焦がれていたジョージ・ハリソンの妻パティ・ボイドに対する想いをレイラで詠った。現在進行形の恋愛を歌っているが故に、歌詞もメロディラインも大変情熱的で、クラプトンの心情がありありと伝わってくる。また、当時クラプトンが傾倒していたとされる米国南部音楽のテイストが、思わず体を動かしたくなるノリを生み、このようなインパクトをさらに強めているようにも思える。とにかく、実にカッコいい歌である。
ちなみに、比較的歳が若い人はコブクロが歌うカバーしかご存じでないかもしれないが、一昔前まで三菱自動車のCMテーマソングとしてオリジナルが使われていた。ちなみに、私は、このCMで初めて聴いたレイラにいたく感動し、衝動買いした。大学のプログラムの一環で原宿に宿をとっていた際、お隣の渋谷まで出かけてレイラを買い、一晩中部屋で流していた記憶がある。
レイラは、私にとってそれほど強烈な曲である。巷では、一時的に人気を博すもすぐに飽きられ忘れ去られる産業楽曲が掃いて捨てるほど存在する。しかし、レイラは、何度聴いても飽きがこない。何度聴いても、初めて聴いた時の感動が薄れない、まさに名曲である。それ故に、いまでもしょっちゅう聴いている。
とにもかくにも、コブクロが歌うカバーもなかなか感じがよいが、カバーしかご存じでない方にも是非オリジナルを聴いて欲しい。テンションを上げたい時には、特におススメである。たまに、外を歩いている時に聴いていると、ついつい町中で歌いそうになり肝を冷やすのもしばしばである(苦笑)。
CMでレイラを歌うコブクロを見ながらついついアツくなる今日この頃、である。
(*)
日本版の方は、"Amazon"で一部試聴出来る。また、 でも無料試聴可(右アイコンから直接"Layla"のページへアクセス可。)。
(**)
"You Tube"ではフル試聴可。
Laylaいいよね。CMを見て、音源を探して聴いてしまいました^^コブクロのフルバージョンもネットで上がっているので、お試しあれ。
ブログこれからも楽しみにしているよ。