不肖Tamayan.com駄弁録

「英雄は自分のできる事をした人だ。凡人はできる事をせずに、できもしない事を望む。」byロマン・ロラン

仮説

2006年10月05日 02時29分12秒 | 徒然駄弁―自戒編
 三日前の記事を発端とする話は、何やら事実上の連載と化してきた。これ以上続けて読者に飽きを来させないだけの答はまだ出来ていない故、今日で一旦この話は打ち切ろう。記事にするだけの答を見出したら、また筆を執ろう。  さておき、今日のテーマは、如何にしてクセを出すかという話である。ただ、これとてまだ具体的な自分なりの答を見出しているわけでは、ない。今それがあれば、そもそも、この問題は生じなかった。そこで . . . 本文を読む
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クセ

2006年10月04日 02時37分23秒 | 徒然駄弁―自戒編
 院生時代、よく恩師から言われた言葉がある。君の論文は立派だが、淡白で面白味に欠ける。もっとクセを出せ、と。ここで、立派とは実証的に論述出来ている事実に対する評価を意味する。他方で、クセが無いとは論述の内容にオリジナリティーが欠けている事実に対する叱責を意味する。  この課題は、いつまで経ってもクリア出来なかった故、院生時代に苦しんだ最大の課題の一つであった。M1時代に書いた論文に対して、そして修 . . . 本文を読む
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ものの決め方にまつわるエトセトラ。

2006年09月19日 23時20分17秒 | 徒然駄弁―自戒編
 随分昔の話、である。拙者は、大学近くのとあるファミレスで二年間バイトをしていた。経営に問題があったようで、売り上げは低下傾向にあった。事態を打開するため、店では、コンサルタントを雇った。件のコンサルタントは、新規メニューを開発しつつ、店の本部長を連れて同業者をよく偵察していた。  そんなある日、コンサルタントが、拙者を含むたまたま勤務していた面子を食事に連れて行ってくれた。おごりということで、当 . . . 本文を読む
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地球儀にまつわる個人的エトセトラ(後編)

2006年08月14日 00時31分09秒 | 徒然駄弁―自戒編
 結局、本命・滑り止め共に、合格した。本命の合格発表の時に知ったのだが、私の学校から北須磨を受けた者に、滝川を併願した者はいなかった。滝川を受験した時は余裕が無くて意識しなかったが、滝川を受けた時の面子と本命を受けた時の面子は、全く違った。私の学校から北須磨を受けた者は、ほとんど滝二を併願していた。高校入学後、他の中学出身者からも話を聞くと、滝川を受けた者は極々僅かであった。  また、合格発表後、 . . . 本文を読む
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地球儀にまつわる個人的エトセトラ(前編)

2006年08月13日 00時45分57秒 | 徒然駄弁―自戒編
 中学校時代、野方(「のがた」と読む)という名の先生がいた。私の中学校三年次の担任であり、なかなかもって良い教員だった。拙者が母校を巣立ってから一年後ぐらいに先生も他の学校へ転出され、大学合格時にご報告のお電話を差し上げて以来、一切連絡を取っていない。今どうなされているか、気になる先生の一人、である。  さておき、個人的に色々想い出がある先生、である。当時まだ三十代初頭の若い先生で、神戸大出身の数 . . . 本文を読む
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友が眠る海にて・・・。

2006年08月05日 00時14分24秒 | 徒然駄弁―自戒編
 上の写真は、神戸は須磨海岸、である。須磨は、昔から貴族や皇族の避暑地として有名で、今でも神戸きってのマリンリゾート地として名を馳せる。JR須磨駅南側出口を出れば、すぐそこには、一面に広い海と砂浜が広がる。大きな海水浴場があり、周辺にもヨットハーバーも幾つか存在する。毎年夏になると、神戸市内外から多くの人が、ここに涼を求めてやってくる。この季節になると、JR須磨駅駅員と清掃員が風と海水浴客が校内に . . . 本文を読む
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鬼の教え

2006年07月30日 00時10分32秒 | 徒然駄弁―自戒編
 私は、小学四年生から高校入学までの六年間、地元のとある有名進学塾に通っていた。一般的な公立/私立中学・高校から、灘や白稜(ちなみに、不肖・宮嶋氏の母校。)、ラサールといった有名私立校に至るまで、満遍なくカバーしていた。実績は悪くなく、むしろ良い。かの有名な浜学園ほどの知名度は無いが、今も尚存続している塾である。  件の塾では、私が大学に入る頃に教育理念を含む一切合切が刷新されるまで、当時ですら時 . . . 本文を読む
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小川先生の歌

2006年07月22日 00時00分30秒 | 徒然駄弁―自戒編
 時に、かつての恩師の言葉が脳裏を過(よ)ぎる時が、ある。  尊敬している恩師の言葉ほど、よく覚えているものである。たとえ一時忘れていたとしても、ふとした拍子で記憶が蘇るのも珍しくない。恩師の言葉は、恩師と別れた後も、その後の人生に大きな影響を与え続ける。それほど、重いものである。  小学校の時、母校に小川先生という教師がいた。私が小学校五年生の時の担任であり、小学校時代最も尊敬していた先生である . . . 本文を読む
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基本/Basic

2006年07月08日 00時01分30秒 | 徒然駄弁―自戒編
 何事にも、基本というものがある。  基本とは、読んで字の如く、全ての土台になるものである。それは、知識であったり、発想であったり、思考枠組みであったり。技であったり、心構えであったり、マナーであったりする。どんなにクオリティーの高い困難な業も、細分化すれば、極々小さな業によって構成されている事実に気付く。かような小さな業は、基本そのものであり、遂行に必要とされる要素も基本ばかりである。それ故、ど . . . 本文を読む
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蛙の子はカエル。

2006年05月29日 00時04分20秒 | 徒然駄弁―自戒編
 大学に入って以来、親と話す機会が増えた。一年に数回も実家に帰らなかったが、帰れば何事か話してきた。大学に入る前より、むしろ頻度が増え、話の中身も濃くなったように思われる。また、大学院を出て実家に戻ってから、益々親と話す機会は増えた。  回数を重ねる度に、その会話から何かを発見するようになった。それは、暫く家を空けている間に老いた親の姿であったり、何やら自然と親と話している自分の姿であったりする。 . . . 本文を読む
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